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シルバーハイツ札幌 羊ヶ丘だより

羊ヶ丘だより第93号 2020年4月28日発行

二月お誕生会 ハープ演奏会 1・2番館 ヘルパー 山平 真粧美
 二月十三日(木)、二月のお誕生会が開催されました。
 会の中では、ハープ奏者の熊井芳美様による演奏を披露して頂きました。
 演奏が始まると、とても美しい音色にため息が漏れ、入居者皆様の顔がどんどん笑顔に変わっていきました。
 最後の演奏曲「見上げてごらん夜の星を」では、感極まって涙ぐむ方もいらっしゃったりと、皆様の心は温まり、感動的で楽しいひと時を過ごして頂きました。


心温まる熊井様の演奏


お食事を召し上がりながら優雅なひととき

バルーンアート体験会 1・2番館 総務 内田 五月
 三月十九日(木)、バルーンアート体験会を開催いたしました。
 昨年のクリスマスに、館内に飾っていたバルーンのサンタクロースを見た入居者様から「作ってみたい」というお声があり開催しました。
 体験しながら苦戦されていたのは、「指の力がなく風船を縛れない」「ひねって形を作るけれども元に戻ってしまう」ということでしたが、入居者様同士でサポートし合いながら作っていらっしゃいました。
 バルーンアートを「見ているだけでも楽しい」という気持ちや、「是非、作ってみたい」という意欲は、入居者皆様の楽しみや生きがいに繋がり、介護予防や健康の維持、入居様同士のコミュニケーションのきっかけにもなります。
 今後も、入居者皆様の楽しい時間を提供できるように、努めていきたいと思います。


作品に大満足な笑顔の入居者様


楽しく作業される様子

入居者様の素敵な絵手紙 1・2番館 ヘルパー 青木 愛
 入居者の八田敬子様のお部屋のドアには、ご自身で書かれた素敵な絵手紙が何枚も飾られており、他の入居者様や職員も、お部屋の前を通るのがとても楽しみとなっています。
 その絵手紙は、ジャンルを問わず、季節の食材や植物、動物、人物、その日にあったイベントに関するものなど様々な絵手紙が飾られています。
 絵の横には必ず一言、その時に思い浮かんだ素敵な言葉も添えられています。
 入居者様も職員も、絵手紙を見るたびに温かい気持ちにさせて頂いており、次の作品も楽しみにしております。


作品の数々が貼られたドア


素敵な笑顔の八田様

集団体操 1・2番館 作業療法士 加藤 恵子


棒体操を行う入居者皆様

 毎週月・火・水曜日の集団体操は、「おはようございます。今日は三月九日なのでサンキューの日です。」というような日付にまつわる小咄から始まります。
 新聞紙を丸めてテープで巻いただけの軽い棒で、肩周りの大きな運動から指先の小さな運動まで、しっかり全身を動かします。
 足の運動で行う、皆でフロアに足音を響かせる足踏み運動は圧巻です。
 口の運動、舌の運動の後は滑舌よく、百人一首や詩の朗読をしています。
 最大の難関は頭の体操です。歴代横綱の名前、時代劇のスターの名前、花の名前…皆様で力を合わせて挙げてきます。唸ったり笑ったり、感心したり、達成したときは、私自身が集団のすばらしさを実感します。短い時間ですが、身体も心も元気いっぱいに一日がスタートできるようこれからも行っていきます。
北海道シニア吹奏楽団 3番館 総務係長 西村 高大
 二月十一日(火)に、毎年恒例となっている「北海道シニア吹奏楽団」によるロビーコンサートが開催されました。
 当日は約三十名の楽団員の皆さまにお越しいただき、迫力満点の演奏を披露いただきました。優しい音色のフルート・軽快なトランペット・見た目にも楽しいトロンボーンといった様々な楽器の音色が重なり合い、心地よいひと時を過ごさせていただきました。
 北海道シニア吹奏楽団は札幌市内だけでなく道内各地の楽団員で構成されているとの事で、毎年シルバーハイツのために事前に選曲・練習していただき、素敵な演奏を披露いただいております。
 今後も引き続きロビーコンサートを開催していただけるよう、入居者、職員一同心より楽しみにしております。


素敵な演奏に入居者だけでなく
職員も聞き入りました


今年も大編成で素敵な演奏を
披露いただきました

移動ブティック「さいじょう」 3番館 総務 太田 幹子
 二月十九日(水)に3番館ロビーにて移動ブティック「さいじょう」による衣類の訪問販売が開催されました。
 館内放送がかかると次々と入居者様が来られ、ロビーいっぱいに陳列されている商品を見て楽しそうに選んだり試着したりと大変賑わっていました。
 今回が初開催の移動ブティックでしたが、少しの時間ですが良い気分転換になったのではないでしょうか。入居者様の楽しそうな様子を拝見し、自分で見て選んで購入するということは、とても大切な時間だと思いました。


実際に手に取り品定め


多くの入居者様にお越しいただきました

アート書道 3番館 ケア課課長 吉田 みさよ
 寒さも緩み日ごとに春を感じる中、新型コロナウイルスにより、毎日の生活が変化せざるを得ない状況となりました。入居者皆様にはアクティビティの中止など、長期に及び寂しく退屈な思いをさせる事となってしまいました。
 そこで三月二十七日(金)、以前から計画していた、ボランティア作業療法士の鳥羽希美さんによる「アート書道」というレクリェーションを少人数で開催することになりました。
 最初はなかなか筆を持たなかった方も鳥羽さんの声掛けによって段々と熱が入り、光や風を感じる書体、控えめで優しい文字、絵の様な筆文字など個性的な作品が出来上がりました。
 「字は毎日書かないと」と真剣に筆を運ぶ方、他の入居者様との会話を楽しむ方等、たくさんの入居者様の笑顔を拝見することが出来ました。
 鳥羽さんの力も借りながら小規模に分け、今後も実施していく予定です。


熱心に取り組む入居者様


どれも力作です!


和やかな雰囲気に自然と笑みがこぼれます
ムース食 試食会 3番館 ヘルパー 小山 典子
 三月十三日(金)、職員による「ムース食試食会」を行いました。
 3番館の入居者様には、嚥下が困難な方もいらっしゃいます。
 その様な方々にも喜んでいただける「普通のお食事の食感や味に近いもの」を提供したいという思いから勉強会を実施しました。
 形の無いミキサー食とは異なり、食材の色味と食感があり、実際に召し上がっている入居者様からも「美味しい」と好評です。
 日頃、入居者様の近くでお手伝いをさせて頂いている私達は、栄養補給だけではない大切な「食」の意義を考え、内容や形態、安全面を検討し、満足頂ける美味しいお食事を提供していきたいと思っております。


味だけでなく見た目も鮮やかなムース食


真剣な表情で試食する職員

病院送迎 中島公園 ケア課 羽石 勝治

今日も安全運転で
 シルバーハイツ中島公園には、いくつかの協力医療機関と指定医療機関があり、送迎付きで受診が可能です。
 入居者様の車椅子を押しながら、会話するのは楽しいひとときです。
 冬の車への乗り降りは滑りやすい為、安全に誘導と介助をすることを心掛けました。入居者様自身も、慎重に乗り降りされておりましたが、これからの季節は乗り降りも軽快になるのではないでしょうか。
 今後も安心できるようなサービスを提供したいと思います。
茶話会 中島公園 ケア課主任 入谷 裕美
 二月二十日(木)、介護棟・一般棟合同の茶話会としてカラオケ大会が行われました。
 席順は決まっておらず、ご自由に座っていただき、飲み物はお好きなものをオーダーしていただきました。
 はじめに職員が「花は咲く」を披露。その後は、入居者皆様で、懐かしの歌謡曲や、坂本九の「上を向いて歩こう」などを歌いました。
 また、「千の風になって」を大変素敵な歌声で披露してくださった入居者様もいらっしゃり、会場は拍手喝采となりました。
 入居者様同士でのリクエスト、入居者様と職員のデュエットなどもあり、楽しい時間を過ごしました。
 今後も入居者皆様が笑顔になれるような行事などを企画、実施していければと思います。


花は咲くを披露


カラオケの始まりです

介護棟 二・三月お誕生会 中島公園 機能訓練指導員 佐々木 享輔


お誕生会を始めます

 三月十二日(木)に介護棟で、二・三月に誕生日を迎える方をお祝いするお誕生会が行われました。
 残念なことに、予定されていた「踊るクラブ」様による日本舞踊が新型コロナウィルスの影響によって中止となってしまい、そのことを入居者皆様に伝えると大変落胆していらっしゃいました。
 しかし、お食事を召し上がっている入居者皆様を見ていると、「お刺身が美味しい」「茶碗蒸しのダシが良い」等と会話しながら和気あいあいとした雰囲気で、とても楽しんで頂けた様子でした。
 今後も入居者皆様に楽しんで頂ける、そんなお誕生会を開催していければと思います。
訪問販売 エンゼルパン 中島公園 総務 伊藤 陽子
 毎週火曜日の午前中に一般棟の一階フロント前で「エンゼルパン」の訪問販売があります。
 菓子パンの種類が二十種類以上と豊富です。
 大変好評で販売時刻前からお待ちになっている方もいらっしゃいます。「これは何のパン?」「中には何が入っているの?」と、皆様とても楽しそうにパンを選ばれ会話もはずみます。
 一番人気はクロワッサンだそうです。買い物袋一杯に買われる方もいらっしゃって完売する時もあります。
 ふわふわのパンをほおばると幸せのハーモニーが広がっていきますね。


パンいろいろ


パン購入の様子

旧薄野遊廓 (現すすきの)

※上記、昔の写真は札幌市公文書館所蔵

 開拓使が置かれた1869(明治2)年より、札幌開拓のために約1万人の大工や職人が本州から札幌に集まっていたが、彼らは冬が近づくと暖かい本州に帰ってしまい、開拓が進まないことに開拓使は悩まされていた。開拓使の岩村通俊判官は、冬でも彼らを引き留めておけるよう、部下の薄井竜之監事に遊廓建設を命じる。当時は札幌本府から遠く離れた辺境の地であった現在の南4〜5条、西3〜4丁目の4丁角に、江戸の元吉原とほぼ同じ広さの遊廓を建設。また、市街から遊廓へ通じる広い道路を開いた。この道路は現在の駅前通りとなっている。
 遊廓が営業を開始したのは1871(明治4)年7月15日。
 この遊廓の構想は大成功し、冬がきても彼らは札幌を離れず、その後の開拓は大いに進み、急激な札幌の発展を後押しした。この遊廓は岩村通俊判官によって、薄野遊廓と名付けられたが、これは薄井竜之監事の「薄」からとったと言われている。もう一説には、この一帯がススキの群生地帯だったからとも言われている。
 1920(大正9)年、薄野遊廓は札幌区白石町(現在の白石区菊水)に移転。
 遊廓が移転した後のすすきのは、不況や戦争の影響を受けた時期もあったが、戦後の神武景気などの高度経済成長期を経て、現在では、全国で一番治安が良い歓楽街、東京以北最大の歓楽街と呼ばれている。
 なお、すすきのから「シルバーハイツ中島公園」への行き来には、徒歩あり、地下鉄や市電あり、タクシーありと選択肢が多く、非常にアクセスが良い。

健康一口メモ 〜足浴で免疫力アップ〜 3番館 看護スタッフ 浜谷 和誉

 新型コロナウイルスの感染予防のため、外出を控え、家で過ごす時間も多くなりました。
 感染予防のためには基本的な手洗い・うがい・手指消毒・マスクの着用などの対策はもちろんですが、十分な睡眠時間やバランスの良い食事を摂り、「免疫力」を低下させないことも大切です。
 そこで今回は、気分転換も兼ねて自宅でできる「足浴」の方法をお伝えしたいと思います。

足浴の効果

 足をお湯に浸けることで血流やリンパ液の循環が促進されます。
 お湯に浸かった部分だけではなく全身の血液循環が良くなり、老廃物の滞りも改善されることが期待できます。
 皮脂や汗を除去して清潔に保つことができます。お湯の温かさで毛穴が開き、毛穴に詰まっている老廃物を除去できます。
 温熱効果でリラックスでき、ストレス解消にもなります

使用するもの

・洗面器かバケツ ・タオル ・お湯(38〜40℃)

注意点

・糖尿病の方など熱さを感じにくい方は火傷の恐れがあるため温度に注意して下さい。
・実施後は水分を摂りましょう。

方法

@椅子に座り、楽な姿勢でゆっくりと片足ずつお湯に入れて足を温めます。
A十分程度を目安に体調を見ながら行って下さい。
B片足ずつバケツから出してタオルで水分をよく拭きとります。
C皮膚が乾燥している場合はクリームなどで保湿しましょう。
 お湯の中に入浴剤やお好きなアロマオイル、バスソルトを入れると、リラックス効果が高まりさらにお勧めです。
 足浴は就寝前に行うと、ぐっすり眠れるといった効果も期待できます。ぜひお試しください。
 日頃から健康管理に心掛け、病気に負けない身体づくりをしましょう。