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シルバーハイツ札幌 羊ヶ丘だより

羊ヶ丘だより第88号 2019年1月31日発行

イルミネーションツアー 1・2番館 ヘルパー 立松 晴美
 11月27日(火)、28日(水)、2日間にかけて、「札幌ホワイトイルミネーションツアー」を企画しました。
 両日ともに天候に恵まれ、11月としては暖かい気温となりました。
 まずは、さっぽろテレビ塔の展望台から、初冬の札幌の夜景を眺めました。
 初めてテレビ塔に昇った入居者様、何十年ぶりで昇った入居者様、皆様それぞれの思いで、夜の街並みを眺めていらっしゃいました。
 その後は、テレビ塔下のイルミネーションをバックに写真を撮り、最後に車窓から大通り公園のイルミネーションと駅前通りを経由し光に満ちた木々を見ながらハイツへ帰館しました。
 ハイツに到着後は、レストラン味彩から、温かい甘酒の提供があり、心も体も温まるひとときを皆様に過ごして頂きました。
お誕生会 1・2番館 フロント 寺崎 裕貴子
 12月13日(木)、レストラン味彩にて、12月お誕生会が開催されました。
 お誕生日を迎えられる入居者様お一人お一人のお名前をご紹介させていただくと、会場内は、暖かい拍手と「おめでとうございます」の声で包まれました。
 職員による「加山雄三・ビートルズ」の歌や、OSプラットフォーム菅野マネージャーによるじゃんけんゲーム等で大いに盛り上がりました。
 また、お食事を召し上がりながら、同じテーブルを囲まれている方々と楽しく歓談されている様子も多く見受けられました。
 今月もたくさんの皆様に参加していただき、盛大なお祝いの会を開く事ができました。
クリスマス夕食会 1・2番館 ケア課長 石田 久栄
 12月24日(月)、恒例のクリスマス夕食会が行われました。
 最初に、入居者皆様と職員全員で「きよしこの夜」と「もろびとこぞりて」を合唱いたしました。皆様の歌声はこの1年のたくさんの想いが込められ会場に響きわたっていました。
 お楽しみの食事は今回も美味しそうな料理の数々が並びました。味彩スタッフが腕を振るった料理を入居者様に目と口で2度お楽しみいただけたのではないかと感じております。
 お食事の後は、今年入社した職員の紹介を兼ねてのスライド上映とゲーム大会が行われました。ゲーム大会では1等賞から5等賞までと参加賞の景品が当たるくじ引きをご用意し、入居者皆様は、ご自分のお名前が読み上げられるのをドキドキしながら職員を見つめていらっしゃいました。
 短い時間でしたが、入居者皆様と楽しいクリスマスイブのひと時を過ごさせて頂きました。
きゃんばすmini園児ハロウィン訪問 3番館 総務係長 西村 高大
 10月29日(月)、グループが運営している保育園「きゃんばすmini」の園児達が小さなお化けに扮してシルバーハイツ羊ヶ丘3番館に現れました。
 小さなお化け達は「トリックオアトリート!(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!)」と言いながら、1階→2階→3階と順に館内をまわり、入居者皆様と職員からお菓子を貰っていきました。
 お菓子をあげる人・貰う人、それを見ている人、その場にいた全ての人が笑顔になった優しいひと時でした。
ロビーコンサート・ひょっとこ踊り 3番館 ヘルパー主任 大隅 佳恵
 11月16日(金)、ロビーコンサートとして「をどりこ会」の皆様による「ひょっとこ踊り」をご披露いただきました。
 当日は、多数の入居者皆様がロビーに集まり、手拍子の中、ひょっとこのお面をつけた方々が登場し、見事な身のこなしで踊る姿に釘付けとなりました。
 中には踊りに合わせ一緒に手を動かし、体の動きを真似するなど、今にも一緒に踊り出しそうな入居者様もいらっしゃいました。
 特に「きよしのズンドコ節」では、「をどりこ会」の方々が入居者皆様の近くに来て、お一人お一人と握手をしながら一緒に楽しむ姿が非常に印象的でした。
 「をどりこ会」の皆様の優しさと思いやりに溢れたコンサートになりました。
ロビーコンサート・クリスマス会 3番館 ヘルパー 栗本 拓子

 12月21日(金)、1階ロビーで歌とピアノのコンサートが開催されました。
 演奏曲は、しっとりとした曲からポップな曲まで様々でした。入居者皆様はピアノ演奏が始まると、足でリズムをとる方、目を閉じ聞き入る方など様々な反応でした。そこに大迫力のソプラノの歌声が加わり、ロビー中に響き渡りました。
 その歌声に、目を閉じていた入居者様も目がパッチリ!と開き、私も鳥肌が立ちました。
 ピアノの音色とソプラノの歌声にしばし酔いしれ、あっという間にコンサートも終盤へ、最後は「きよしこの夜」を合唱しました。
 短い時間ではありましたが入居者様は口々に「すごかったね〜」と感動されており、素晴らしいコンサートを楽しまれた様子でした。
秋のバスレクリェーション 中島公園 ヘルパー 坂入 康子

 10月15日(月)にバスレクリェーションが行われました。前日までは、不安定な天気が続き心配されていましたが、当日は朝から秋晴れの紅葉狩り日和となりました。
 今回の目的地は、1972年の札幌オリンピックの舞台の一つ大倉山ジャンプ競技場です。バスに乗り約20分、円山から宮の森まで色彩豊かに色づく木々を眺めながらあっという間に到着しました。
 まず、札幌オリンピックミュージアムの見学です。オリンピックの歴史を選手の用具や貴重な資料で学べる施設で、体験コーナーは人気があり、歩くスキーの体験をした際には、周囲から大声援を受けて参加した入居者様の身体能力の高さに感心させられたり、職員の日頃の運動不足を痛感している様子が見られ興味深かったです。
 札幌冬季オリンピックのパネル展示の前では、入居者様が足を止め当時の様子をすごく良い表情でお話になる姿が多く見られました。
 次は、隣接するクリスタルハウス2階のレストランに場所を移し、昼食です。世界トップクラスのジャンパーが競い合う迫力のあるジャンプ台を眺めながらの昼食は会話も盛り上がりました。柔らかくて癖がないラム肉中心のメニューをそれぞれ堪能しました。景観の良さがより一層食事を美味しく感じさせてくれるのかなと思いました。
 急こう配のアプローチを下から眺め、雄大な大倉山のジャンプ台の下で集合写真を撮りました。
 四季折々に変化する自然と札幌の街並みに向ってジャンプする爽快感は最高だろうと選手の気持ちを少し想像するも、高い所が苦手な私にとっては苦行でしかないと感じました。
 入居者皆様も近くにありながら意外と来ることがなかったようで新鮮な旅となりました。
眠りスキャン 中島公園 生活相談員 中村 美智子

 11月1日より介護棟で「見守り支援システム 眠りSCAN」の運用が開始しました。
 眠りSCANはマットレスの下に設置したセンサーにより、体動(寝返り、呼吸、心拍など)を測定します。
 パソコンやipadから「睡眠・覚醒・起き上がり・離床」等の入居者様の状態を把握することができます。状態変化をアラームで通知することもでき、夜間も入居者皆様の状況に合わせた訪室・介護が可能になりました。
 「呼吸数・心拍数の上昇や低下」も把握することができ、急な体調変化にもいち早く駆けつけることができます。
 更に、長期的変動を記録することができ、生活リズムの把握により生活習慣の改善を図ることができます。
 メーカーの方からスタッフ向けに説明会があり、睡眠時無呼吸症候群等もわかるとのお話もありました。
 今後は、より一人ひとりに合った個別ケアの実現を目指していきたいと思います。
新年交礼会

中島公園 総務 土肥 恵美


 1月1日(火)一般棟1階レストランにて一般棟、介護棟合同の新年交礼会を開催いたしました。
 西潟施設長が金子社長の年頭祝辞を代読し、乾杯で始まりました。
 ご自由にお座り頂き、普段あまりお話されない方とも、みかんやお菓子を食べながら、昨年の出来事や昔のお正月の思い出を楽しそうに話されていました。
 西潟施設長が各テーブルを回り、お一人お一人に挨拶をして、皆様終始穏やかな笑顔で歓談されていらっしゃいました。
 職員も入居者皆様に新年のご挨拶をさせて頂きました。「災害がなく、穏やかな1年になると良いですね。」と仰ってくださいました。
 終わりに、「一月一日」を元気いっぱいに大合唱してお開きとなりました。
 今年は年号が替わります。気持ちも新たに一日一日を大切に、職員一同こころをひとつにして参りたいと思います。
 今年もどうぞ宜しくお願い致します。
新春のお慶びを申し上げます  株式会社 シルバーハイツ札幌 代表取締役社長 金子 洋文

 新春のお慶びを申し上げます。
 昨年は、元北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手がメジャーリーグで二刀流として大活躍したことが記憶に新しい年となりましたが、皆様もそれぞれに幸せな思い出となる1年を過ごされたことと拝察致します。
 また、昨年はAIなどいくつかのテクノロジーが急速に話題に上るようになった年でもありました。人工知能が人間を超えるシンギュラリティはまだ先ではあるでしょうが、あらゆる業界において、最新のテクノロジーを活用することは必須と考えております。
 当社では、シルバーハイツ中島公園介護棟で「眠りSCAN」という医療器具(センサーマット)を導入し、熟練のスタッフによる見守りだけでなく、遠隔で入居者皆様の状況を把握できる体制を構築致しました。
 今後は、おやすみになられている時に睡眠のお邪魔をする機会も少なくなり、より健康的な生活を送って頂けるようになるなどの効果を期待しておりますが、現在は本システムを活用した運営方法の成熟化に向け鋭意努力しており、この取り組みにより少しでも皆様の老後安心のためにお役に立てればと考えております。
 さらに、多くのご期待に応える形で、皆様の楽しみの一つであるお食事の委託先を株式会社OSプラットフォームに変更致しました。変更の前後においてはご不便を感じられた方々もいらっしゃったと思いますが、温かいお声も頂き、今後も精進させて頂きたいと思っております。
 委託先の変更に伴い、品数を増やすだけではなく、見た目も含め楽しんで頂くために一部の食器も新しいものに変更させて頂きました。
 またシルバーハイツ羊ヶ丘3番館では温かいものは温かく、冷たいものは冷たく召し上がって頂くため、そして昨今北海道においては夏の気温も上昇してきたことから、衛生上の配慮がさらに必要となったため、温冷配膳車を導入しました。
 今後は、より頻度の高いイベント食の導入も進めて参りたいと思いますので、ご期待ください。
 最後になりましたが、今年も皆様が健康的に充実した日々が過ごせますよう祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。

シンギュラリティ…人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点(技術的特異点)。

すこやか新生活 -口腔体操- 中島公園 ケア課主任 入谷 裕美

口腔体操の目的

  口腔体操の大きな目的は、高齢者になると弱っていく「飲み込む力が低下するのを予防」することです。

口腔体操の効果

  口腔体操の効果は色々ありますが、代表的な効果は、
  • 味覚がはっきりする
  • 滑舌が良くなる
  • 安全に食事ができる
  • 誤嚥性肺炎の予防になる
  • 長期的に取り組むことで飲み込む力の低下を予防できる

高齢者向け口腔体操

  1. 深呼吸
    最初は、深呼吸から始めましょう。鼻から大きく吸って、口からゆっくり吐いて下さい。
  2. 首のストレッチ
    首を前後左右に数回ずつ倒して、その後に首をゆっくり回します。
  3. 肩の体操
    肩を上げたり下げたりします。その後は、肩をゆっくり回します。
  4. 頬の体操
    ほっぺを膨らませたり、すぼめたりします。
  5. 舌の体操
    舌を「あっかんべー」の時のように下や上に向けます。その後は、口の左右の端に舌をつけます。
  6. 発声
    口を大きく開けて、はっきりと「あ・い・う・え・お」や「パ・タ・カ・ラ」と発音します。

まとめ

 「口腔体操の目的と効果」と「高齢者向け口腔体操」についてご説明させていただきました。
 口腔体操は楽しみながら継続して行うことで効果を実感できます。自分のお口で好きなものを食べることで、「生きる意欲が湧いてくる」のも効果の一つですね!
編集後記

現在の「旧石切山駅」
2018(平成30)年12月25日撮影
2006(平成18)年3月7日、
札幌景観資産の第10号に指定。
 昨年は羊ヶ丘だより85号〜87号の表紙で、開業100周年の定山渓鉄道を紹介しましたが、もう一つだけご紹介したいと思います。
 定山渓鉄道の駅はたくさんありましたが、定山渓鉄道廃止と同時になくなってしまい、現在も残っているのは「旧石切山駅」のみとなってしまいました。
 1918(大正7)年10月17日の定山渓鉄道開業時から駅自体はありましたが、駅舎が建設されたのは1949(昭和24)年でした。
 石のまちの駅舎らしく、駅舎の基礎部分には札幌軟石が使われています。
 現在は「石山振興会館」として活躍しています。