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シルバーハイツ札幌 羊ヶ丘だより

羊ヶ丘だより第113号 2025年7月25日発行

夏木ひとみさん ロビーコンサート 1・2番館 施設長 薮中 直亨
 四月十七日(木)午後二時から1番館ロビーで、キングレコード所属、北海道歌手連合会本部長を務める「夏木ひとみさん」をお招きし、演歌コンサートが開かれ、沢山の入居者皆様にお集まりいただきました。
 皆様がよく知っているなじみの曲を夏木さんが心を込めて熱唱。
 途中から、入居者皆様一人ひとりと握手をしていただき、一緒に歌ったりしました。
 事前に配られたかわいらしいイルミネーションを指に付け、演歌を堪能。その後も手拍子や歌に合わせて両手を動かし、楽しいひと時をすごしていただきました。
 参加された入居者皆様からも「楽しかった」「また来て欲しい」とのお言葉に、夏木さんも感激しておりました。
 今後もレクリエーションの一環として色々なイベントを行ってまいりたいと思います。

機能訓練について 1・2番館 機能訓練指導員 城山 ひより
 1・2番館で行われている機能訓練にはいくつか種類があります。
 集団体操、ラジオ体操、認知症予防教室、ものづくり教室、マシントレーニング、個別機能訓練などのメニューを提供しており、また体調の確認や身体に関する相談も適時受けています。
 中でもマシントレーニングの設備は四種類あり、腕・足・全身の筋力に効果があるものを使用しています。
 機能訓練指導員が、利用される入居者一人ひとりのお身体の状況に合わせ、個別に負荷や回数を設定しています。
 私が機能訓練を担当してから一年が経ち、皆様から「少しずつきつい運動ができるようになっている」「運動習慣ができ、外出の際に体力がついたことを実感した」「他の入居者と顔を合わせる機会ができて気晴らしになっている」などのお声を聴かせて頂いています。
 筋力増強の為には、少しきつい運動をする必要がありますが、これからも皆様が心身共に元気でいられるようサポートさせて頂きます。


マシントレーニング


集団体操

一坪農園について 1・2番館 総務課 荒 博愛
 1・2番館では、ガーデニングを趣味とされている入居者様へ「一坪農園」を提供しております。
 今年は雪解け以降、天候にも恵まれており、まだ芽吹き始めたばかりの状態ではありますが、手掛けている方達のお話では順調に生育していると伺っております。
 また、ご近所にも同様の趣味をお持ちの方が居られるようで、お互いの状況を伝えあったりするなど近隣の方との交流を持つ良いきっかけにもなっているご様子です。
 天候に左右されてしまう面はあるかと思いますが、毎年夏から秋にかけて立派に育っていく野菜の日々の生育状況を教えて頂くことやご近所の方と楽しそうに話されている姿を見ると微笑ましく、私も嬉しく思います。
 一坪農園が入居者皆様の生きがいの一つになれば幸甚です。

みんなで筋トレ!「NOVA」 3番館 総務主任 千葉 美加
 五月二十五日(日)、デイサービスセンター「NOVA」のトレーナーさんが来館され、「痛くない筋トレ」を指導してくださいました。
 先月も大変好評で多くの入居者様が参加されており、今回はお天気がいいので、裏庭に出て青空の下、柔らかいボールやチューブを使い、指先や太もも、胸、背中など、全身の筋肉のトレーニングを行いました。
 気温が高くなり、「暑い」という声も聞かれたほどの良いお天気で、久しぶりに外の空気を吸い、太陽の光を浴びて、とても気持ちよさそうでした。
 入居者皆様にとって、このように運動をする機会は、身体機能の維持だけではなく心の元気にもつながると思います。
 「また来てね」「お兄ちゃんの顔を見て元気が出たよ」と、笑顔がいっぱいの楽しい時間を過ごされていました。


お散歩カフェ 3番館 ヘルパー ハンニ パラミタサリ ウイカクソノ プトリ
 昨年好評だった「お花見カフェ」。今年は六月二十五日に「お散歩カフェ」として開催しました。
 まずは入居者皆様で緑がまぶしい中庭を散歩し、日光浴。
 そのあとにロビーで挽きたての豆で淹れたコーヒーや冷たいオレンジジュースを堪能しました。
 三十度を超える真夏日となった暑い日でしたが、入居者様が弾くピアノに合わせて歌を歌い、素敵なひと時となりました。


お散歩で日光浴♪気持ちいい!


お散歩後の珈琲は美味しいよ♪

踊丸の和太鼓演奏 3番館 機能訓練指導員 北ア 千秋
 六月十九日(木)、新芸能集団「乱拍子」の踊丸さんが来館され、素晴らしい和太鼓演奏を披露してくださいました。
 和太鼓の力強い音、体の芯まで伝わる振動、踊丸さんの明るい笑顔や立派な筋肉、すべてが圧巻。
 独演とは思えない迫力に、ご入居者様から「体の中の悪いものが全部出ていった感じ!」「おかげさまであと十年長生きできるよ!」と大きな歓声が上がっていました。


踊丸の和太鼓


ド迫力!!


ご入居者様も職員も太鼓体験♪

お散歩レクin中島公園 中島公園 機能訓練指導員 大塚 あぐり
 四月下旬から五月にかけて、入居者皆様と中島公園にてお散歩レクリエーションを行いました。
 ソメイヨシノや八重桜、ツツジ等お散歩に行く度に綺麗に咲いておりました。また、お散歩を予定していた日程全て天候に恵まれました。
 「綺麗だね」「幸せな気持ちになるね」「お散歩日和の時に行けて嬉しい」と参加された入居者皆様は大変喜ばれておりました。携帯電話を持っている方は、景色やお花の写真を撮って「家族に送って共有します!」と笑顔でお話しされ、終始大変和やかな時間を過ごされていました。
 皆様の笑顔を見ていると私たち職員も嬉しくなり、レクリエーションを企画して良かったと心から思いました。
 同時に今後も入居者皆様が楽しめるようなレクリエーションを企画していこうと更に気合が入り、ワクワクした気持ちになりました。
 中島公園は桜だけではなく、普段見かけることのない生き物や様々な種類の植物、季節に合わせたイベントも開催しており、お散歩するには絶好のスポットです。皆様もぜひ足を運んでみてください。


見事なしだれ桜です


美しい桜並木


一列に並んで観桜中

北海道神宮例祭 神輿渡御  中島公園 総務主任 渡邊 英樹
 六月十四日〜十六日、百年以上続く伝統ある北海道神宮例祭(札幌まつり)が行われました。
 最終日には、ホーム前の南九条通りを連合山車や神輿の渡御があり、時間前から多くの入居者様が今か今かと玄関前に集い始めました。
 しかしながら、近隣の交差点で事故があり、急遽、練り歩きは二条先の七条通りに変更され、職員手分けして、現地まで入居者様をお連れするよもやの展開となりました。
 何とか程よい場所の歩道に待機していただき、見事な山車を目の当たりにして、「うわーすごいね」「綺麗だね」と行列の方々に手を振ったり、握手してもらったりと、その時の入居者皆様の笑顔がとても印象的で、楽しいひとときを過ごされたご様子でした。


とても綺麗で迫力がありました


行列の皆さんに手を振ってご挨拶!

みんなで口腔体操(嚥下体操) 中島公園 ケア課 パイン ソー トゥー
 介護棟では、毎週火曜日の午前十時四十分から約十五分間、リハビリスタッフ指導の下、六階でテレビを見ながら入居者皆様と嚥下体操を行っております。
 高齢者や様々なご病気をお持ちの方は、飲み込む力が弱くなることで、誤嚥性肺炎を発症することがありますが、嚥下体操を行うことで、これらを予防する効果があります。
 嚥下体操後には、皆様が食事を美味しく、スムーズに召し上がられている様子がみられ、自分自身も、入居者皆様と一緒に嚥下体操を行うことで、食事がとても美味しく感じられるようになりました。
 この嚥下体操が、皆様の安心・安全な生活に繋がっているということを身近に感じられてとても嬉しく思っています。


テレビを参考に嚥下体操をします


「だ」の発音です

円山球場

 1935(昭和10)年7月14日開場。両翼98m、中堅117m、収容人数25,000人のスタンドを持つ。主に社会人・大学・高校野球等、アマチュアの試合に使用されている。
 毎年7月、円山球場で行われていたプロ野球巨人戦は道民野球ファンの楽しみだった。巨人の円山シリーズは1942(昭和17)年から2000(平成12)年まで開催され、大きな盛り上がりを見せた。
 現在も、円山球場は「北の甲子園」「北の神宮」などと呼ばれて野球ファンに親しまれている。

シルバーハイツ中島公園における24時間看護体制の重要性とその実践
中島公園 副施設長 伊藤 智美 

 シルバーハイツ中島公園では、24時間365日、夜間も看護職員を配置し、医療ケアを必要とされる方でも安心感をもって生活していただける体制を整えています。
 また、「その方らしく深く寄り添う」ことを基本に、たとえ医療ケアが必要な状態であっても、「入居者様には生活の場として、自分らしい暮らしを送っていただきたい」そんな想いをもつ職員が揃っていることも、当施設の大きな強みです。
 協力病院や訪問診療の医師・看護師、当施設の生活相談員・介護支援専門員、看護職員・介護職員・機能訓練指導員など、専門分野の職員が常に連携し、慎重かつ手厚いケアを続けることが「その方らしさ」「生活の質の向上」に繋がると信じ、日々取り組んでいます。
 24時間、看護職員が常駐することで、入居者皆様により安心して生活して頂けるよう、どのようなサービスが受けられるかをご説明いたします。
 一つ目は、「日常的な健康管理」を行っています。血圧・脈拍・体温などのチェックや服薬の管理を行い、入居者皆様の健康状態を見守りいたします。
 定期的に体調の確認を行うことは、持病がある方や体調に不安がある方でも安心して生活できることに繋がります。
 二つ目は、「医療ケア」を行うことができます。当施設は、医療ケアが必要な方も入居されています。例えば、インスリン注射や経管栄養・尿道カテーテル管理などの処置や対応も看護職員が行い、入居者様の体調を安定させることができます。またこれにより、通院する頻度を減らす事ができ、入居者様は居室内で快適に過ごすことができます。
 三つ目は、「緊急時の迅速な対応」を行うことができます。万が一、急な病状の悪化や事故が発生した場合、介護職員では難しい医療的な判断や処置が必要な場合においても、看護職員が直接関与することで、入居者様の容態が悪化する前に適切な対応が可能です。
 医療機関との連携も看護職員が行うため、緊急時や搬送手配も迅速に対応を行うことで、入居者様にも安心していただけます。
 特に夜間や休日など、医療機関へすぐに受診できない場合において、迅速な対応ができることは大きな安心材料です。
 また、看護職員は「リハビリと健康維持」にも、力を入れています。理学療法士や作業療法士などの機能訓練指導員と連携し、入居者皆様の健康状態に合わせたリハビリを提供いたします。
これにより、「体調の回復や日常生活の自立を支援し、より快適な生活を送って頂く」これこそが私たち職員の願いでもあります。
 このように、「24時間看護体制」は、入居者皆様にとって多くのメリットをもたらし、安心して生活できる環境を提供しています。今後、超高齢社会が進む中で、こうした体制の重要性はますます高まってまいります。
 今後も、シルバーハイツ中島公園では、入居者皆様の心身に寄り添うことを何よりも大切に、温かな場でありたいと考えています。入居者皆様やご家族様の希望を叶え、ともに日々の喜びを分かち合い、「ここを選んでよかった」とおっしゃっていただけましたら、こんなにも嬉しいことはありません。