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シルバーハイツ札幌 羊ヶ丘だより

羊ヶ丘だより第110号 2024年10月25日発行

七夕飾りつけ 1・2番館 施設長 薮中 直亨
 八月二日(金)、七夕に向けて一番館ロビーの一角に準備された笹へ飾りつけが行われました。
 参加された皆様で「これはどこに飾ろうか」、「こっちに飾った方が綺麗ね」「出来るだけ色とりどりで華やかにしたい」等、話にも華が咲き、和気藹々とそして一生懸命皆様で相談して考えながら楽しく飾りつけを行いました。
 飾りつけが終盤にかかった時に、「色合いが足りない」ということになり、入居者様が自前で綺麗な透かしの短冊を用意してくださり、最後は参加された皆様が満足した仕上がりとなりました。
 そして飾りつけに参加された入居者様のお一人が「ご入居者の皆様が健康で平和に暮らせますように」と想いを書いた短冊を下げてくださいました。
 ホームとしても、皆様に健康で安心して生活していただけるよう、職員間で協力しながら今後も精進していきたいと考えておりますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。


飾りつけの様子


七夕飾り完成

敬老ロビーコンサート 1・2番館 ケア課係長 小笠原 翼
 九月二十三日(月)、一番館ロビーにて、演歌歌手の「やしまひろみ様」によるロビーコンサートが開催されました。
 ホームでは約半年ぶりのコンサートイベントとなり、当日は多くの入居者皆様が早くからロビーにお集まりになり、やしま様の生の歌声を心待ちにされておりました。
 やしま様の演歌コンサートが始まると、最初は少し緊張が見えた入居者皆様も、美空ひばりさんの「みだれ髪」や島倉千代子さんの「恋しているんだもん」等馴染みのあるメドレーと圧巻の歌声で大盛り上がり。
 やしま様と一緒にマイクを持って手拍子をしながら唄ったり、感動して泣いてしまう入居者様もいる程でした。
 コンサート終了後、「本当に感動したよ」「握手してもらって本当に嬉しかった」「上手だったね、すごい歌声だったね」と心からの感動が伝わり、入居者様、笑顔と興奮が見られたのが、印象的で嬉しく感じました。


やしまひろみ様とメンバー

コンサートの様子

ものづくりの会 1・2番館 機能訓練指導員 加藤 恵子
「私はこういうのは好きなのだけど不器用でね」という言葉を聞きますが、いざお声掛けして作業が始まると、工房の職人のような活動ぶりに毎回驚かされます。
 今年一月から始まった「ものづくりの会」は、雛人形の壁掛け、カーネーションのフラワーボックスなど個人の作品作りから、大きな壁飾りなど入居者の皆様に見ていただく内容に発展しました。
 扱う材料も大きく、数も増え、作業時間も長くなりましたが、完成に向けた団結力も会を重ねるごとに増しています。
 また作業の合間の雑談も楽しみのひとつです。季節のこと、体調のこと、ふるさとの思い出など、最近は防災の話題も多くなりました。皆様が考え、笑っている姿から、この会が身体にも心にも良いものと実感しています。
 現在は七夕飾りの色紙をリメイクし、柿をモチーフにした貼り絵に取り組んでいます。もう少しで掲示板に美味しそうな実がなります。

作品制作の様子


皆様で作った作品


現在作成中の作品

かき氷屋さん 3番館 ケア課課長 生活相談員 長谷川 友美
 八月二十六日(月)残暑を乗りきるため、氷屋さんの美味しい板氷でかき氷を作りました。
 シロップはいちごとメロンからお選びいただき、希望の方には練乳をお掛けしました。練乳を掛けたいちごミルクが一番の人気で「かき氷なんて何十年ぶりかしら、嬉しい」や「美味しい、ありがとう」と大変喜んでいただきました。
 お代わりを希望される方が多く、水分補給がなかなかすすまない入居者様にも好評で、二種類の味を楽しまれる方が多くいらっしゃいました。
 入居者皆様には残暑を乗りきり、夏を楽しんでいただけたのではないでしょうか。


懐かしい!何十年ぶり?!


美味しいよ、お代わり!


『かき氷』と素敵に
書いていただきました♡

月寒神社例大祭【山車巡行】 3番館 ケア課 渡辺 美幸
 九月八日(日)、気温も暖かくとても気持ちの良い秋晴れの日に、3番館にも月寒神社のお祭りがやってきました。
 十一時、正面玄関前をお神輿が巡行し、十四時からは、本日のメインイベント「山車」の到着です。
 お囃子の音が徐々に近づき、山車が見えてくると「わあ」と歓声があがりました。
 子供たちの踊りと三味線演奏に、皆様が手拍子や体を動かして踊りに参加されるなど、ステキな笑顔をたくさん見ることが出来ました。
 演奏中にお賽銭箱を持った方が回りだすと、皆様、手に握りしめていたお賽銭を次々と嬉しそうに入れていました。秋の訪れを感じる昔ながらの行事を満喫した一日でした。


山車渡御巡行いただきました♪


神輿渡御巡行『ありがとう〜』


素敵な踊りでした♪


お賽銭

ピアノとフルートのアンサンブル 3番館 総務 太田 幹子
 九月十六日(月)敬老会。3番館では、賀寿者十名様(米寿二名、白寿三名、百寿五名)のお祝いの後「リンデンバウム」さんからフルートとピアノと歌の素敵なプレゼントがありました。
「里の秋、愛燦燦、知床旅情」など八曲を披露してくださり、「懐かしいね」「いい曲だね」と一緒に歌ったり、リズムを取ったり、とても楽しい時間を過ごされていました。
 最後の曲「今日の日はさようなら」が終わると拍手喝采!アンコールの声もあがり、笑顔あふれる日となりました。


賀寿者
『おめでとうございます』


リンデンバウムの皆様


敬老の日『お祝い膳』

敬老の日 音楽会 中島公園 ケア課 シグデル アラティ
 九月二十日(金)、今年の敬老の日のお祝いイベントとして、一般棟レストランで『ミュージックバンド ムジカ・シグマ』様による演奏会が行われました。
 この方々は高齢者施設を中心に音楽活動をされているグループで、当日はギター・フルート・ドラムの本格的な生演奏と歌が披露されました。演奏会の後半は、ボーカルの方と、参加されたご入居者様・職員が一緒に「上を向いて歩こう」「瀬戸の花嫁」「ふるさと」等を合唱しました。
 入居者皆様も「懐かしい曲ね」「何年ぶりでも歌詞は忘れないものね」と、とても楽しそうに歌っていました。
 私にとっては初めて聞く曲が多かったのですが、ご入居者皆様と楽しい時間を過ごすことができ、大変嬉しい気持ちになりました。
 最後にシルバーハイツの入居者皆様がいつまでもお元気でいてくれることを願っています。


皆さん熱心に聴かれています


2階から撮影しました

一般棟 石黒様ご夫婦の作品展示 中島公園 副施設長 須賀 尚美
 只今、シルバーハイツ中島公園二階には、ご入居者の石黒隆一様・美香子様ご夫婦が執筆・発刊された「ふるさと実りの語りべたち・八田美津はまます人形作品集II」に収蔵された、石狩市浜益区在住の人形作家八田美津さんが丹精込めて作られた人形と、石黒様ご夫婦のプロにも勝る技術で制作された民具の数々とがコラボレーションされた、昔懐かしい昭和の様々な情景が表現された作品が展示されています。
 隆一様が八田美津さんからの最初のリクエストに応えて作成した橇(そり)には、沢山の郵便物が乗せられて雪道を配達中です。ご自慢の器用さを発揮して作成したその橇は、細部まで行き届いた職人技が施されており、強い職人魂を感じてしまいます(隆一様は、職人ではなくて校長先生でした)。
 また、羽根つきをして遊んでいる女の子たちが持っている羽子板は、美香子様の記念すべき第一作品です。ジグソーで板を切りだして、樹脂粘土で飾りを作って着色して作成したそうです。
 居間の風景では、お針箱を囲んでお母さんと娘さんたちが着物を縫ったり編み物をしながら、幼子の子守をしているようです。一体一体の人形の表情は人間味あふれ、その人形たちを更に小道具が素敵に演出してくれています。眺めていると、ほっこり優しい気持ちにさせてくれます。
 この度、石黒様ご夫婦より、職員とご入居者様全員に本の寄贈があり、皆で楽しませて頂いています。
 興味のある方は是非、本をご覧になってみてください。本を手にすると、実物が見たくなります。道の駅石狩「あいろ〜ど厚田」などにも、人形たちが展示されています。是非、足を運んでみてください。


当時の生活が
よくわかる情景です


大活躍のお馬さん


楽しそうな羽子板を
表現されています

介護棟 ゲーム大会 中島公園 ケア課 田中 美帆
 介護棟食堂階にて、ネパール、ミャンマーからの特定技能生三名と、介護棟の入居者様とのワニワニパニックを使ったゲーム大会が行われました。
 ルールは、モグラたたきに似ており、ワニをたたくと得点が入り、だんだん顔を出すワニの速さが早くなってきます。
 ピコピコハンマーを初めて見る技能生もおり、日本のゲームをまた一つ知って頂けたのではないでしょうか。
 最初は遊び方がわからなかった入居者様も、ワニをたたこうと徐々に「ピコピコ」と、軽快な音を立てながらハンマーをふるう手に力が入ります。
 フェイントの掛け合いも白熱した頭脳戦となり、入居者様も「やられた?」と、笑顔を見せていました。
 技能生の親しみやすいキャラクターも相まって、食堂階には何度も笑い声が響き、終始和やかな雰囲気のゲーム大会でした。


白熱した試合でした


素敵な笑顔、
ありがとうございます。

創成橋

 1869(明治2)年、大友堀(現 創成川)の川沿いに開拓使本陣が設けられたのに伴い、初代開拓使判官 島義勇が大友堀に丸太を並べ板を渡しただけの橋を架ける。
 1871(明治4)年、大友堀を舟が航行できるように拡張改修。同時に開拓使本陣そばに架かっていた丸太の橋を手すり付きの長さ7.8mの立派な木橋に架け替えた。二代目開拓使判官 岩村通俊はこの橋を「創成橋」と命名。
 1910年(明治43年)、創成橋は石橋に架け替えられる。下部はアーチ型で上部には純日本風のデザインが施され、両側の高欄には擬宝珠(ぎぼし)が取り付けられている。擬宝珠は徳川幕府の時代では藩主が中納言以上の位でないと橋に付けることが許されないという格式が高いものであった。現在、札幌市内では現存する橋の中で最も古い橋であるとともに、由緒の深い橋となっている。
 1988(昭和63)年11月さっぽろ・ふるさと文化百選に選定。
 2010(平成22)年、土木学会選奨土木遺産に選定。

健康一口メモ 〜お口の体操の効果〜 中島公園 看護主任 伊藤 智美

 皆様、「あいうべ体操」というものをご存じでしょうか。福岡県の医師、今井一彰医師の考案によるお口の体操であり、この体操は、インフルエンザの予防に効果があると話題になった体操です。皆様の中には、「お口の体操とインフルエンザ予防に関係などあるのかしら?」と、不思議に思われる方もいるかもしれませんね。
 人間は本来、鼻で呼吸をしています。ところが、鼻炎などの症状がある方や、お口周りの筋肉の衰えによって、お口が閉じにくくなってしまうことで、鼻ではなく口で呼吸をするようになってしまう方が少なくはないのです。特に、秋から冬にかけての寒い時期には、口呼吸をすることで、乾いた冷たい空気と一緒に細菌やウイルス・ほこりなどの異物が直接肺に入り込み、病気になりやすくなってしまいます。
 また、お口の中が乾燥することで細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。一方、鼻呼吸であれば、鼻毛や粘膜などのフィルターがほこりなどの異物をブロックし、更に空気が鼻腔を通ることによる加湿効果でウイルスの繁殖を抑えることができます。まさに、高性能の空気清浄機のようですね。
 「あいうべ体操」は、お口を大きく動かして唇や舌の筋力をアップさせることで、口呼吸ではなく鼻呼吸を行うことを促し、インフルエンザなどのウイルスの侵入を減少させる効果を高めます。

●あいうべ体操のやり方

 あいうべ体操、「あ」「い」「う」「べ」と、口を動かすだけの簡単な体操です。声は出しても出さなくてもかまいません。口を大きく動かし、ゆっくりと行うことが大切です。
「あ」「い」「う」「べ」の口の動きをそれぞれ1秒ずつキープしてください。
 10回を1セットにして1日3セット行うことが効果的でしょう。行う時間は、睡眠前がおすすめです。
 痛みがある方は、できる範囲で構いません。無理のない程度に行いましょう。