羊ヶ丘だより第108号 2024年4月25日発行
- ひな祭り夕食会 1・2番館 ヘルパー 岡本 純子
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三月一日(金)ひな祭り夕食会が開催されました。
桃の節句には定番のちらし寿司でお祝いを致しました。
入居者様の健康状態に合わせて調理を工夫されており、入居者皆様から「美味しかった」と好評でした。
沢山の実をつける桃は生命力があふれ邪気を祓うと言われ、桃の節句は老若男女問わず健康を祈願するお祭りとされています。
一階のロビーには、七段飾りのお雛様が飾られ、写真撮影をされる入居者様の姿も見られました。若き日々の事を思い出されたことでしょう。
外を見ますと、まだ白い雪が視界に入りますが、春の到来を感じる季節です。
「ももとせ」まで生きられ、長寿をまっとうできるように職員一同の願いを込めたひな祭りでした。
ちらし寿司 - 民謡歌手 山本裕美子 ロビーコンサート 1・2番館 施設長 薮中 直亨
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三月十四日(木)、一階ロビーで民謡歌手の「山本裕美子様」をお招きし、ロビーコンサートを開催しました。
久しぶりのコンサートでもあり、入居者皆様も、開始時間前から続々とロビーへ集まり、開始を今か今かと楽しみにされておりました。
午後二時からプロの歌声がロビーに響き渡り、途中には生の三味線演奏もあり、楽しい時間を過ごすことができました。
山本裕美子様も、ご入居者様一人ひとりに寄り添い握手をしながら、素敵な笑顔と圧巻の歌唱力で会場を魅了し、あっという間に一時間が過ぎていきました。
コンサートが終わった後、入居者の皆様から、「最高だった」「また呼んでほしい」「すごく楽しかった」「元気をもらいました」等、多くの声が聞かれ、大変ご満足されていました。
- 認知症予防教室スタート 1・2番館 機能訓練指導員 加藤 恵子
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この一月より集団機能訓練に新しく認知症予防に関するプログラムが登場しました。
問題に挑戦
認知症と聞いただけで不安になってしまうことのないよう、発症の仕組みを正しく理解していただくこと、対処法を知ること、効果があると言われている課題に挑戦することを目的としています。
教室ですから机に向かって、次々と配られる問題を解いていきます。全員がすぐにできるもの、誰ひとり答えられないものと難易度は様々です。
漢字の書き取りや計算問題、クロスワードパズルに数独など毎回違った問題に集中すると三十分はアッという間です。
認知症に関する話題や質疑応答、各々の予防法などのおしゃべりの時間もあります。
認知機能の低下は加齢とともに生じるものですが、一緒に予防に取り組み、健やかな暮らしを維持できるよう努めたいと考えています。
- 近藤アナウンサーの尺八演奏会 3番館 ヘルパー 角田 眞弓
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三月八日(金)にHBCアナウンサーで気象予報士の近藤肇さんが遊びに来てくださいました。
施設長のご友人で「何か皆さんに喜んで頂けるなら」とボランティアを希望されたそうです。
得意の尺八演奏や、天気予報や海外ロケの楽しいお話、そして少しですが歌で美声も披露してくださいました。
入居者皆様は「見たことある!」「いい声だね~」ととても喜んでいらっしゃいました。
即席撮影会も♪
尺八の演奏で
自然に歌う入居者様
トークも楽しい近藤さん - 3番館クラブ 3番館 ヘルパー 高 裕美
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3番館ではコロナ禍の間、入居者皆様の活動が制限されていましたが、これからいろいろ楽しんでいただこうと入居者皆様に「何に興味があるか」アンケートを実施。
ダンスや手芸、合唱…等様々なご希望をもとに、毎月一回水曜日に「3番館クラブ」を開催することになりました。
一回目は「万能アロマクリーム作り」。メディカルアロマ健康管理士の資格を持つ浜理学療法士が、優しい香りがするラベンダークリームの作り方を教えてくれました。
会場全体がいい香りに包まれ、癒しのひと時に。参加された皆様は笑顔で楽しまれていました。
まずはしっかり講義を聞きます
グラムを計測。慎重に…。
とってもいい香りの
クリームが無事完成♪ - 北大生による授業式レクリエーション 3番館 ケア課主任 牧野 一美
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三月二十二日(金)十四時から、初めての北大生による授業式レクリエーションが行われました。
会議室でホワイトボードを前に、少し緊張した様子の入居者皆様でしたが、学生さんのユーモアを交えたお話で、次第に表情が和んでいきました。
前半は「国語」で「言葉の誤用」についての3択クイズ。
挙手で自身満々に答える方など、真剣に考えている姿が印象的でした。
後半は「理科」で「雲を作る実験」。雲の素?が入ったペットボトルに興味津々の表情で「あらー」と思わず声を出される方もいらっしゃいました。
最後には学生のお一人が得意のピアノ演奏を披露してくださり、いつもと違った午後のひと時を過ごされた皆様は「楽しかった」「また来て欲しい」と仰っていました。
確信犯の本当の意味は…?
雲は何でできている?
オリジナル曲も
披露してくださいました♪
- 作品作り 中島公園 機能訓練指導員 相馬 里香
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今回紹介するのは梅の花とステンドグラス風の塗り絵です。
塗り絵はただ色を塗るといった単純作業に見えがちですが、塗り絵には様々な効果があります。
まず初めに塗り絵の用紙を見て全体像を把握する。今まで見た形や色を思い出して相応しい色を判断する。それからどう着色するかプランを立てて手を動かして着色する。
この時脳の後頭葉、側頭葉、前頭葉と言われている部分が活性化されています。よく手を動かすことは頭を動かすことと言われますが、脳を活性化させるだけではなく、達成感の獲得や自律神経が整いリフレッシュ効果があるとも言われています。
中島公園の作業療法では塗り絵の他にも季節感のある作品作りもしており、入居者様同士でアドバイスを出し合い、賑やかで楽しい交流の時間にもなっています。
これからも皆様が楽しみを通じて、脳トレ・認知症予防に取り組めるようにしていきたいと思います。
個性豊かな色づかいです
鮮やかな梅の花が咲きました
色とりどりの作品たち - 春よ来いミニ茶話会 中島公園 ケア課 後藤 正子
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三月十五日(金)介護棟六階にて、ミニ茶話会を開催しました。
一般棟の入居者様数名も参加され、飲み物、お茶菓子を用意し、隣席同士の挨拶、ネパールからの特定技能生二名の紹介後、乾杯で始まりました。
お茶菓子をモグモグ、パクパク「これ美味しいよ」「美味しいね」「甘いの大好き」と和やかな
雰囲気に包まれ、お隣さんとの会話に花が咲いていました。
特定技能生には、ネパールの国歌を披露していただき、陽気な手拍子リズムでさらに盛り上がり、皆様ご満悦な様子で、明るく安らいだ笑みがとても印象的でした。
短い時間の開催でしたが、今後も気軽に参加できる楽しい催しを開催したいと思います。
- 春の歌の会 中島公園 総務 渡邊 英樹
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三月二十二日(金)午後三時より一階レストランにて、『春の歌の会』と題したカラオケ大会が開催されました。
順番としては、前半が職員、後半が入居者様といった、さながら歌合戦のようでもあります。
歌い手の皆様は、それぞれ自分のオハコ(十八番)を惜しげもなく披露し、誰もが聞き覚えのある曲であったため、次第に拍手の量も増えていきました。
中には頭の上で大きく手をたたく方、歌い手の方に勝るとも劣らない美声で口ずさむ方など、まさにノリノリの雰囲気で、まるでコンサート会場のような一体感に包まれていました。
一方、入居者様の中には、エレクトーンを演奏される方もおり、長年培われた技術を発揮され、会場では一緒に歌われる方、うっとりと聞き惚れてしまう方など様々でした。
最後は、皆様の合唱で会の幕を閉じましたが、どの方も満足されたご様子で、ホームの中だけは、暖かい春の訪れを身近に感じたひとときでした。
力いっぱい自慢の歌声を披露
会場も聞き惚れています
プロも顔負けの演奏です
乾杯〜!
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サッポロビヤホール狸小路
(現 ビヤホールライオン狸小路店) -
1914(大正3)年5月1日、札幌麦酒株式会社(現在のサッポロビール)の直営店として開店したビヤホール。
ウエイトレスが首からカバンを下げ、ホールで食券を販売した姿が後々まで語り継がれるほどの評判だったという。
開店当時のビールは1杯(1合)5銭。現在に換算すると1杯約200円。当時は回数券も販売しており、十枚綴で45銭で販売していた。
現在の建物は1960(昭和35)年5月に建て替えオープンした三代目。北海道に現存する最も古いビヤホールである。
2024(令和6)年5月1日で開店から110周年。
- 健康一口メモ 〜骨粗鬆症〜 1・2番館 看護職員 今野 香代子
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●骨粗鬆症とは
骨の量が女性ホルモンの減少や加齢に伴って減少し骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
●症状
骨粗鬆症になっても痛みがないのが普通です。しかし、転倒するなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。
骨折しやすい部位として背骨、手首、太ももの付け根などがあります。
骨折が生じると、その部分が痛くなり、動きが制限され、状況によってはギプスや装具による固定や入院、手術ということにもなり寝たきりになってしまう方もいます。
背骨の骨折後には、背中が丸くなったり身長が縮んだりすることもあります。
●原因
身体の骨は生きています。新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。骨粗鬆症はこのバランスが崩れることで起こり、骨がスカスカになってしまうことです。
骨粗鬆症は圧倒的に女性が多いようですが、加齢や病気の合併症、薬の副作用、食生活の乱れなどの要因で男性でも骨粗鬆症になってしまうこともあるようです。
●予防
・転倒しないようにする。
杖や歩行器、手すり等の利用。大きすぎるサイズの靴、靴のかかとを踏んで歩くことも注意。手すり等につかまって歩く。
・可能であれば禁煙、アルコールは控えめにする。
・運動・日光浴
ウォーキングや筋トレなど暖かくなったら自宅周辺等を散歩するのもいいですね
・カルシウム等を十分に摂り、バランスの良い食生活を心がける。
※ただしビタミンKは血液を固める働きもあるので血液をサラサラにする薬を服用している方は摂取を避けてください。
生活習慣を変えるのはとても難しいことですが、少しでも丈夫な骨の状態を維持できるよう生活面の見直しをがんばってみましょう。