羊ヶ丘だより第106号 2023年10月27日発行
- 入居者様と飾り付け 七夕飾り 1・2番館 ヘルパー 菅 ユキ子
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八月七日(月)、1番館ロビーにて、七夕の飾り付けを行いました。
コロナの影響により大勢が集まるイベントごとの開催は慎重にならざるを得ない状況の中、ささやかではありますが、入居者様と職員が一緒に楽しめる時間となりました。
色とりどりの短冊の中から好みの色の短冊を選び、今年の想いや願いを書き入れます。
今年はどのような言葉にしようか、健康のこと、ご家族のこと等、しばらく短冊とにらめっこをしながら、頭を悩ます姿も見受けられました。
短冊ができた後は、柳の木に飾り付けです。ほのぼのとした雰囲気の中、皆様、取り付け作業に集中されていたのが印象的でした。
無事、完成した七夕飾りが1番館ロビーに飾られ、改めてほっこりとした温かな気持ちになりました。
願い事が叶いますように
短冊に願いを込めて - 今年も実りました 一坪農園 1・2番館 フロント 石垣 あゆみ
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ゴールデンウィーク明けに開園した一坪農園が、今年も収穫の時期を迎えました。
例年よりも少人数となりましたが、二名の入居者様が六月から植え付けを始められ、一坪農園が彩鮮やかになる夏の収穫を楽しみに、毎日お手入れをされていました。
トマト・ミニトマト・胡瓜・ししとう・大葉・さやいんげん等、たくさんの野菜を育てられており、今年は日差しの強い日が多かった為か、どの野菜も豊作で、市場に出ている物と見間違うような出来ばえでした。
今年は猛暑日が続きましたが、しっかりと熱中症対策をされながら、比較的日差しの弱い早朝に農園の作業に取り組まれていらっしゃいました。
収穫された野菜は、そのままの味を楽しまれたり、塩茹でや薬味、漬物にしたり、素材の良さを楽しんで食されているそうです。
畑に出るのが楽しみです
早く真っ赤になあれ!
こんなに大きくなりました! - 敬老会 1・2番館 ケア課主任 菅原 美典
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今年の賀寿者は、百寿二名、白寿三名、米寿六名の計十一名いらっしゃいました。
記念品とお祝い花は、職員が各居室に伺い、直接お渡ししました。皆様からは笑顔で「ありがとう」のお言葉をいただきました。
夕食はレストラン味彩で『敬老の日お祝い膳』をご用意、入居者様から「今日は、思いがけないプレゼントを本当にありがとう」と言っていただき、嬉しい気持ちになりました。
また、今年で満百歳を迎えられ、札幌市からのお祝いを受けられたご入居者様が二名いらっしゃいます。現在も、お一人で外出される程、お元気で、職員ともジョークを交えながら楽しい会話をされている方々です。
来年も皆様のご長寿のお祝いをさせていただきたいと心から思っています。
札幌市から100歳のお祝いが届きました
いつも穏やかでお洒落なお二人です。
- ソフトクリームのキッチンカーがやってきた 3番館 生活相談員 長谷川 友美
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八月二日(水)、3番館に初めてソフトクリームのキッチンカーが来ました。
暑い夏をのりきるため、ソフトクリーム好きの職員が提案。今年の五月に開店したばかりの「011アイスクリーム」が来館しました。
店主さんは笑顔で「自分のおばあちゃんに届けたくてはじめたソフトクリーム屋なので施設に呼んでいただけてうれしいです」と対応してくださいました。
当日はボランティアの皆さんの応援もあり入居者様と、会話に花が咲き大変楽しそうにソフトクリームを召し上がっていました。『久しぶりに食べられて美味しかった』『もう一つ食べたい』と笑顔溢れる楽しいひと時を過ごされていました。
青いキッチンカー
笑顔が素敵な店主さん
ソフトクリーム大好き♪
ボランティアの方々と楽しいひと時 - 八月お誕生会 盆踊り 3番館 ケア課主任 渡辺 美幸
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八月十七日(木)より、海外から三名(男性一名、女性二名)の特定技能生が3番館に入社しました。
その若い三人が毎年恒例の「盆踊り」に参加することになり、入社三日目にしての大舞台です。
朝十分程の練習を一度きりで三曲の踊りも覚え、本番も堂々と踊っていました。初めての浴衣も、しっかり着こなし入居者様からは「可愛い!」と拍手が...。
日本の文化に触れ、とても喜んでくれたことに、私達も嬉しく思いました。
日本語でご挨拶
はじめての浴衣と盆踊り
皆様に声を掛けていただきました - 敬老会 3番館 機能訓練指導員 金澤 美香
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今年の敬老会は十八日の「敬老の日」にロビーと三階食堂兼居間で開催しました。
百寿二名、白寿八名、米寿七名の長寿のお祝いと、九月にお誕生日を迎えた皆様のお祝いを致しました。
大勢でロビーに集まるのは久しぶりで、その中で多くの方のお名前が紹介され、盛大な会となりました。
また、特定技能生のサミタさんによるネパールの伝統舞踊が披露され、華麗で躍動感溢れる初めて見る踊りに、入居者皆様や職員が手拍子を送って楽しみました。
久しぶりにみんなが集まって記念写真
今年のお祝い品には
「干支のキーホルダー」も!
「えっ?私ですか!」と
驚いていらっしゃった福島誠吾様
躍動感あふれるネパールの
民族舞踊〜サミタさん
- フルート演奏会 中島公園 看護職員 野村 美樹
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九月十日(日)、一階レストランにて佐川彩音様によるフルート演奏会が行われました。
一般棟、介護棟より沢山の入居者様に集まっていただき、レストランに用意された席は、ほとんど埋めつくされました。
「水芭蕉」、「七つの子」、「涙そうそう」、「花は咲く」、「いつくしみ深く」、「川の流れのよ うに」の六曲は馴染みのある曲で、フルートの優しい音色はレストランに広がり、入居者様の心は一瞬にして和んだようです。
また、それぞれの曲紹介を聞いてからの演奏だったので、作者の曲作りの思いが理解でき、普段より一層、味わい深く聴く事が出来たのではないでしょうか。
皆様の中には動画を撮影されている方、口ずさんでいる方、大きくうなずきながら聴いている方、それぞれの楽しみ方で過ごされ、あっという間の三十分間でした。
演奏が終わった後には、コーヒーを飲みながら、ゆっくり会話を楽しむ入居者様もいらっしゃり、皆様、「良かったね?」、「イベント楽しみにしていた」、「久しぶりにおしゃべりした」と、笑顔で話して下さり、交流の場が広がっていました。
佐川彩音様によるフルート演奏
美しい音色に夢中になりました - スカイラウンジ 中島公園 ヘルパー 佐藤 公紀
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入居者様が感じるシルバーハイツ中島公園の魅力は、皆様それぞれあると思われますが、代表的な一つとして、『スカイラウンジ』があります。
一般棟最上階の十四階に位置するこのラウンジは、中島公園周辺のビル群を上から見下ろす都会的な景色が広がり、更に藻岩山を望む自然的な風景が一望できる絶好のビューポイントとなっております。
普段なかなか外に出る機会が少ない入居者様も、ラウンジに来ると、「ちょうど良い気分転換になった」と喜んでいらっしゃいます。
夏には冷房の涼しさが快適なスカイラウンジの中で冷えた麦茶をお楽しみいただき、冬には雪降り積もる中島公園を見ながら暖房の効いた室内で温かなお茶を楽しみながら皆様で談笑されています。
このようにスカイラウンジでは快適に眺望を楽しめる他、大画面TVや柔らかなソファを使用でき、ご寄贈いただいた電子ピアノや書籍もご自由に楽しんでいただく事ができます。「リラックスした時間を過ごせました」と笑顔で喜んでいらっしゃる皆様を見ていると、自然と私達も幸せな気分になります。
スカイラウンジからの景色(ビル群)
スカイラウンジ内
スカイラウンジからの景色(奥に藻岩山) - 敬老会 中島公園 ケアマネジャー 小原 孝史
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中島公園では、九月十九日(火)に敬老のお祝いを行いました。
今年は百寿二名、白寿一名、米寿九名の方がいらっしゃいました。
賀寿を迎えられた皆様にはお花とささやかなプレゼントをお贈りしました。
入居者様より、「お花がとても綺麗だね」「干支の鈴すごく可愛いね」等話されており、大変喜ばれていました。
夕食にはお祝いのお膳を用意し、和やかで楽しいひと時を過ごして頂けたと思います。
敬老会の特別メニューです
玉田範雄様と米寿の記念撮影をしました
- 狸小路 其の三 現金つかみどり
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狸小路が年末大売り出しを初めて開催したのは戦後の混乱が落ち着き始めた1949(昭和24)年、この年全国に先駆けて現金つかみどりを開催した。この現金つかみどりは北海道民に一大センセーションを巻き起こし、当選者も広く全道にわたり、狸小路の商圏の広さを世に知らしめた。 初回のこの年は百円札つかみどりから始め、翌年には道民の夢と希望をのせて千円札にはね上がり、1957(昭和32)年には五千円札が出てきた。この時になんと31万5千円をつかみとった人がいたが、この当時の公務員の平均給与ベースは1万7千円だったというので驚きだ。
- 健康一口メモ 〜秋から冬にかけての皮膚トラブルについて〜 3番館 看護職員 須藤 洋恵
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寒い季節の皮膚トラブルの原因は「気温の低さ」と「乾燥」です。皆様の中にも冬には背中や脚がかゆくなるという方は多いのではないでしょうか?
気温の低下に伴う冷えや寒さで、血液の循環が悪くなり、しもやけや網状皮斑といった血行障害が生じます。また寒風などにさらされると、皮膚の機能が弱くなって、脂腺や汗腺の働きが低下します。加えてこれからの季節、湿度は夏場よりも30%以上低くなります。
そのため、皮膚の表面が乾燥して、「かさつき」や「かゆみ」、「あかぎれ」などが生じやすくなります。
さらに年齢と共に皮膚のバリア機能は低下します。自分自身の健康に関心を持ち、軽度の身体の不調は自分で手当することを心がけることも大切です。
●皮膚トラブルを起こしやすい生活習慣
・お湯で手を洗う
・熱いシャワー、熱いお風呂に入る
・長湯してしまう
・洗剤の原液を付けて素手で食器を洗う
・忙しく、ストレスが多い
・食事が不規則
・睡眠不足
●秋から冬にかけて多い皮膚疾患
「しもやけ」
冬の代表的な皮膚疾患。寒さによる血行障害が原因で手や指、足にできやすくなる。
「網状皮斑」
温度の急激な変化によって血管の微妙な調整がうまくいかないために起こる疾患。 足に網目のような紅斑(血管拡張や充血が真皮内に起こり赤くなった状態)ができる。
「皮脂欠乏性湿疹」
皮膚のバリア機能が損なわれ、乾燥して角質がはがれる。皮膚表面のガサガサ、粉を吹く、かゆ み、ひび割れによる痛みの発生。
「あかぎれ」
ひび割れが重症化した状態。亀裂が深く真っ赤に腫れ、何もしなくても痛みを感じる。
「尋常性乾癬」
慢性的な自己免疫が関与する皮膚疾患。紅斑ができて次第にかさぶたで覆われ、やがてポロポロとはが れる。冬場に悪化する人が多い。
「低温熱傷」
湯たんぽ、電気カーペット、使い捨てカイロなどの使用により起こる。短時間の接触では問題にならない温度でも、長時間接触することによっておこる皮膚障害。放置すると植皮が必要になる場合も。
●皮膚の冬支度のポイント
①保湿剤を使って皮膚の乾燥を防ぎましょう
特に入浴後やお湯での手洗い後は皮脂が取れ、乾燥しやすくなっているため、まめな保湿が大切。
②体はよく泡立てた石鹸で洗う
お風呂では石鹸をよく泡立てて体を優しくなでるように洗いましょう。タオルでゴシゴシと洗うと気持ちがいいのですが、皮膚を傷つけ、色素沈着を起こし肌が黒ずむこともあります。
③室内では加湿器を
部屋の湿度を上げることは、風邪やインフルエンザの予防にもつながります。
④綿100%の下着を着ける
ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は、丈夫で防寒に優れていますが摩擦によって皮膚が傷つくことも。チクチクはNG!
寒くて乾燥する季節だから仕方がないとあきらめないで、日頃からセルフケアを心がけ、健康な皮膚を守りましょう。