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シルバーハイツ札幌 羊ヶ丘だより

羊ヶ丘だより第97号 2021年4月28日発行

お誕生月にお花のプレゼント 1・2番館 総務主任 布施 秀樹
 1・2番館では、入居者様のお誕生月に、アレンジフラワーをプレゼントしています。
 コロナ禍において、お誕生会などの行事やイベントを控えさせて頂いている中、お誕生日のお花のプレゼントを受け取った入居者様からは満面の笑みで「嬉しい!」「可愛いね」などの声が聞かれ、一足早い春を感じて頂き、大変喜ばれているご様子でした。
 「何歳に見える?」と尋ねられる入居者様もいらっしゃり、入居者様と、ゆっくり会話を楽しみながら、お渡ししています。
 三月にお誕生月を迎えられた御夫妻が仲良くお二人で、お花を受け取る姿はとても微笑ましく、手渡す私も温かい気持ちになりました。


お二人でお誕生月を迎えられた仲睦まじいご夫妻


3月の可愛らしいお花のプレゼント

お雛祭り 1・2番館 生活相談員 佐藤 早智子
 1番館ロビーには二月中旬頃から七段飾りのお雛様を飾り、皆様ロビーを通る際には、にこやかな笑顔で眺めていらっしゃいました。
 三月三日(水)お食事中は、雛祭りの由来などを映像でご覧いただきながら、雛祭りメニューの定番の散らし寿司や、茶わん蒸し、お吸い物、デザート、甘酒を堪能して頂き、各テーブルでは、雛祭りの思い出話などをされていらっしゃいました。
 入居者皆様の笑顔を見る事で、私たち職員も自然と笑顔になります。


夕食時、映像を見ながらお食事のひととき


ロビーに飾られた七段飾りのお雛様

麻雀の様子 1・2番館 ケア課係長 小笠原 翼
 コロナ禍の影響もあり、麻雀を控えていた入居者様から、是非また開始したいとお言葉がありました。
 感染対策を考え、職員手作りの感染予防シートを天井から吊るし、入居者様にも感染防止のルールを守っていただくようにお願いし、再開いたしました。
 時間短縮や消毒等、制限が多い中でも、お仲間の方々との久しぶりの麻雀を楽しまれていらっしゃいました。
 麻雀は、楽しみながら脳の活性化にも繋がり、認知症の予防に良いと言われています。
 以前のように、入居者皆様が楽しい時間が過ごせる日常が一日でも早く訪れることを願いながら、今後も職員一同、感染防止に努めて行きたいと思います。


素敵な笑顔の入居者様


職員手作りの感染防止シートを吊るした麻雀卓

ラジオ体操と集団体操 1・2番館 機能訓練指導員 松本 悠希
 1・2番館でラジオ体操を開始してからもう少しで一年が経とうとしています。
 開始当初は、「息が上がるね」「疲れますね」と言った声がよく聞かれ、体操後は休憩をしてからお部屋に帰られる方が多かったのですが、最近では、すっきりした表情で、「お疲れ様でした!」と元気に帰られます。
 集団体操は筋力アップを目的として行っており、参加される方によって負荷が異なります。続けていく中で、すり足が改善した方や筋肉がつくことで足が太くなった方もいます。
 このように、皆様と一緒に体操をする中で、継続することの大切さを日々実感しています。


ラジオ体操をされる入居者様


しっかり座って、足を上げながら腹筋も鍛えます

3番館の鬼退治 3番館 総務 棧敷 典子
 二月三日(水)、節分のレクリェーションを行いました。
 男性ヘルパーが鬼の衣装を着て食堂や居室を訪問し、入居者様に発泡スチロールでできたカラフルな豆で「鬼は外!福は内!」と鬼退治をしていただきました。
 鬼のお面をかぶっているため普段見慣れたヘルパーだとは気付かずにびっくりしたり、喜んだり、鬼に怒ったり、色々な表情をされていました。なかには真剣な表情で力いっぱい豆を投げて鬼退治する方もいらっしゃいました。
 最後には笑顔で「ありがとう〜」と声を掛けてくださる方もいて、鬼は仲直りのしるしにお菓子をプレゼントしたり一緒に写真撮影をしたりしました。

豆をまき「邪気(鬼)」を払いました
可愛いらしい雛人形のプレゼント 3番館 ヘルパー 徳田 美幸
 昨年、入居者鈴木いち様の娘様から「施設で飾って下さい」と、可愛らしいお雛様を頂きました。娘様手作りの親王飾りです。
 そのかわいらしさに職員が感嘆し、とても喜んでいましたが、今年は更に「職員の皆さんに」と五十組ものお雛様を手作りしてプレゼントしてくださいました。
 一つ一つ表情が違って見え、着物が同じものはないのではと思うほど多彩で「この色と柄が素敵」「これもいいな」と、選ぶのを迷ってしまうほど。
 入居されているお母様もお人形作りがお得意で、お部屋にはたくさんの作品が飾ってあります。
 娘様が私達のために時間をかけて下さった温かい気持ちに感謝でいっぱいです。


鈴木いち様 お手製のお人形に囲まれて


全て異なる柄で作成された見事なひな人形です

3番館のマスコット『金魚』 3番館 ヘルパー主任 高橋 裕美
 昨年から続いているコロナ禍で入居者皆様に何か少しでも癒しになる事はないかと考え、3番館で金魚を飼うことにしました。
 二階と三階のサロンに水槽を設置。水槽の中では黒の出目金、コメットなど、赤い金魚や白い金魚が泳いでいます。
 ひらひらと優雅に泳いだり、餌をパクパクと食べる姿を見ているのは飽きません。館内でのお散歩の時やお風呂に行くときなど、入居者皆様は水槽の前で足を止め、「この子はかわいい顔しているね」「ちょっと元気がないんじゃない?」などとお話しされています。
 身近に生き物がいるという事で、日々の生活の中にちょっとした楽しみや変化、癒しになればと思います。


優雅に泳ぐ金魚たちに癒されます


新しい仲間に笑みがこぼれます

コロナに負けない機能訓練 3番館 機能訓練指導員 板本 美恵子
 3番館では三密を避けられる空間、一階の広々としたロビーを利用しての機能訓練を行っています。
 大きな窓から降り注ぐ陽ざしと中庭の景色で目や耳、鼻、肌、脳への優しい刺激を感じます。
 開放的なロビーで、歩行訓練( 散歩) や発声練習などのリハビリを行うと、入居者様も自然に表情が和らぎ笑顔がこぼれます。
 歌を歌うことはとても良い機能訓練ですが、今は感染予防の観点から、大勢で大声を出すことができません。その為マンツーマンで懐かしい歌を歌っています。
 唾液の量が増え、表情筋が動き、肺の機能を高め、免疫細胞を増やし、リラックス効果も期待できます。
 一緒に楽しみながらコロナウイルスや病気に負けない免疫力を高めていきたいと思っています。

広いロビーを活かして歌をうたったり、運動したりリハビリに励んでいます
編み物の時間 中島公園 作業療法士 藤原 美歩子
 中島公園では、冬期間の作業活動のひとつとして編み物を行っています。
 編み物に参加する入居者様は、「現在も趣味として編み物を行っていて、さらに皆様とも楽しみたい」、「昔やっていたので久しぶりにやってみたい」、「手を動かすことで頭の体操にもなりそう」、とさまざまな理由で参加してくださっているようです。
 作品をつくるときには、「何をつくろうかしら」「棒針編みはしたことあるけど、かぎ針編みはしたことないから教えてほしい」など、参加者様同士でお話しをしながら進めたり、黙々と編み進めたりと和やかな雰囲気のなか、笑顔が多く見られ、表情も活き活きとしてきます。
 今後も編み物などの作業活動を通じて、皆様の楽しみや交流の場が増え、活動的に過ごせる機会になると嬉しく思います。


楽しい編み物


さまざまな形がありますね

自己計測できる血圧計設置 中島公園 看護スタッフ 佐々木 博子


毎日計測しています

 一般棟一階レストランにご自分で計測できる自動血圧計が設置されました。
 簡単にいつでも御自身の健康の為に使用できます。
 体操の前に計測し、血圧の数値をみてスタッフに健康相談をされることもあり、入居者様とのコミュニケーションツールのひとつにもなっています。
 また、長く続くコロナウイルス感染対策の中、不安や淋しさを抱えることのないよう、ホーム全体で入居者皆様に寄り添っていきたいと思います。
介護棟のお茶の時間 中島公園 ヘルパー 小川 江里香
 介護棟では午後三時頃、入居者皆様で歓談されながら、コーヒーや紅茶などをゆっくりと召し上がっている時間があります。
 お茶を飲みながらのおしゃべりや、頭の体操として漢字の書き取りや計算ドリルを行ったり、ゆっくりテレビを観たりと、和気あいあいと過ごしていらっしゃいます。
 居室で一人ゆっくりと過ごすのも良いですが、何名か集まり一緒に過ごすのも良い時間です。その時間に、色々なことを織り交ぜながら、入居者皆様に楽しく有意義に過ごして頂けるよう努めて行きたいと思っています。


お茶の時間です


脳トレ中です

ご家族様から頂いたフラワーアート 中島公園 総務主任 泉澤 由希子


色とりどりです

 入居者様のご家族様から素敵なフラワーアートを頂きました。
 色とりどりで形も様々な素晴らしい作品ばかりです。
 どこに飾るか考えるのも楽しく、その場所に合うのはどれか、迷ってしまいます。
 高さのある作品はスカイラウンジに、丸いリースは館内の壁に、その他にも作品に合う場所を考えながら飾らせて頂きました。
 入居者様はもちろん職員も足を止め、「素晴らしいね、綺麗だね」「どうやって造っているのだろう?」と感想を述べながらじっくりと見ています。
 鮮やかで素敵なフラワーアートをありがとうございました。心も温かくなりました。
北海道神宮(旧札幌神社)其の二

※上記、昔の写真は札幌市公文書館所蔵。

 1871(明治4)年5月14日、神社名が札幌神社と確定したのと同時に国幣小社に列格された。社格の昇格が非常に困難であった時代にも関わらず、札幌神社は約半年後の1872(明治5)年1月25日に官幣小社に昇格。その後も歴代の宮司が提出した昇格願により、1894(明治27)年1月14日に官幣中社に、1899(明治32)年9月1日、最上位の官幣大社に昇格した。
 しかし、当時の札幌神社は1871(明治4)年に造営された仮社殿だったため、官幣大社に相応しい社殿を造営することとなる。費用は官国幣社共通金では足りなかったため、寄付金で賄われた。
 1910(明治43)年に新社殿造営工事を開始。翌年には伊勢神宮から古材が交付されている。ちなみに、これまでの伊勢神宮の式年遷宮で出た古材も各地の神宮や神社の修復に使われている。2013(平成25)年の式年遷宮で出た古材は、東日本大震災で被災した神社の復興に多く活用されている。
 1913(大正2)年、新社殿が完成。10月5日正遷宮式が執り行われた。

健康一口メモ 〜春のイライラ解消〜 3番館 看護スタッフ 堤 美香

 春は昔から「木の芽期」と言い、自律神経が不安定になりやすい時期で、イライラが募り、落ち込みやすくなる人が多く、メンタル不調に陥りやすい季節です。
 実はこの症状は精神的なバランスを整える「セロトニン(神経伝達物質)」の低下が一因だと考えられていて、気持ちを整えるには、この「セロトニン」を少しでも多く分泌させる事がカギとなります。
 セロトニンの分泌は、昼の十二時頃がピークと考えられています。この時間帯にウォーキングや一定のリズムで筋肉の緊張と弛緩を繰り返す『リズム体操』をする事でセロトニンの分泌が促されイライラの解消に繋がります。
 また、『日光浴』もイライラ解消法に効果的です。日光浴をする事で皮膚のコレステロールから「ビタミンD」が生成されます。この「ビタミンD」には「カルシウム」の吸収を促し、血中カルシウム濃度を高める作用があります。「カルシウム」は神経の興奮を抑え、精神を安定させる働きやホルモンの分泌を調整する働きがあるため、『日光浴』はイライラの解消におススメです。
 さらに起床後すぐに(朝一番で)日光を浴びると「メラトニン」が分泌され体内時計が整い、日中は交感神経が優位に、夜間は副交感神経が優位となり、自律神経が整います。そうすると、肉体的にも精神的にも安定し、イライラした感情が起きにくくなります。
 最後に『休息』についてです。春になり雪が溶け、暖かくなると、レジャーの予定を立てるなど活動的になる方も多いと思います。(最近は新型コロナウイルス流行により難しい状況ですが)
 しかし、レジャーなど非日常的な出来事は「リフレッシュ」にも「ストレス」にもなり得ます。せっかくのレジャーが「ストレス」とならないよう六時間以上の「睡眠」とバランスの良い食事を摂るなどしてしっかりと『休息』を取り、リラックスする時間を増やし、心身の疲れを癒す事を意識しましょう。
 春の環境変化や天候の変化により精神的に疲れたり、イライラしてしまう時は『リズム体操』と『日光浴』で気持ちを整え、自分自身に疲れを溜め込まないよう、しっかりと『休息』を取りましょう。

シルバーハイツの新型コロナウイルス対策

3ホームでは、新型コロナウイルス感染症対策として、職員のマスク着用、館内除菌・換気、加湿器の設置等の他、「手指消毒用アルコール噴霧器」「次亜塩素酸空気清浄機」「サーモカメラによる自動体温測定器」を使用し感染予防を徹底しています。