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シルバーハイツ札幌 羊ヶ丘だより

羊ヶ丘だより第81号 2017年4月25日発行

ロビーコンサート 1・2番館 ヘルパー 有木 佐知子
 2月11日(土)、1番館ロビーにて『北海道シニア吹奏楽団』によるロビーコンサートが開催されました。
 演奏会は行進曲「錨をあげて」から始まり、愛唱歌や民謡など、アンコール曲を含めて8曲披露されました。
 皆様ご存知の懐かしい曲が演奏されると、入居者皆様は、楽しそうに手拍子される方、口ずさむ方、自然にリズムを刻む方、今にも踊りだしそうな方もいらっしゃいました。
 今年は、入居者皆様だけでなく、町内会の皆様にもお越しいただき、一緒にコンサートを楽しんでいただきました。
 入居者皆様、町内会の皆様からも楽しい時間を過ごすことができたと、感想を頂きました。
 外はまだ雪景色でしたが心温まる時間を一緒に過ごせたことを幸せに思いました。
雛祭り 1・2番館 ケア課課長 佐藤 早智子
 2月の始め、昨年近隣の方から寄贈して頂いた七段飾りのお雛様を入居者様と一緒に、1番館ロビーに飾らせて頂きました。
 2月26日(日)のティータイムは「お雛祭りの会」として、コーヒーとケーキを召し上がりながら、一足早い雛祭りを楽しみました。
 華やかなお雛様を目の前にして、昔を懐かしみ、お雛様にまつわる幼少期のお話や、お子様のお話などをされていらっしゃいました。
 特に、女性にとって、雛祭りには様々な思い出があるようで、お話が尽きなく、終始笑顔で楽しいひと時を過ごされました。
 何よりも嬉しかった事は、体調がすぐれず、居室で臥床している事が多い男性入居者様も、ご家族と一緒に参加することが出来たことです。
 また来年も皆様と一緒に楽しい飾り付けと、お雛様の会ができますようにと願いを込めて「うれしいひなまつり」を歌いました。
みんなで囲む大きなお雛様
囲碁 1・2番館 フロント 高倉 美知子
 1番館6階の大きな窓から陽の光がたっぷりと注がれるラウンジの一角に囲碁を行うスペースがあります。眼下には、野球・サッカー・コンサート会場となる札幌ドームや、高々とそびえたつポプラ並木と白樺の木々が北海道の景色に溶け込み、素晴らしい眺望です。
 この景色の中、10年程前から囲碁を楽しまれる入居者様が、毎週月曜日の午後対局を楽しまれております。立派な碁盤と碁石が2組セットされ4名が対局出来る様になっております。
 最近の常連は3名との事で、「もう少し参加者が増えてほしいのですが…」と、切望されております。
 ゆったりと流れる時間と午後の陽の中で、囲碁の愛好者の方がもう少し増えて楽しんで頂きたいと思っております。
次の手を考えるのも良い頭の体操になります
津軽民謡演奏会 3番館 管理部 西村 高大
 1月27日(金)にお誕生会に先駆けてロビー演奏会が開催されました。
 1月は、ご夫婦で活動されている「たんと会」のお二方に津軽民謡を披露いただきました。
 ご夫婦ならではの息のあった掛け合いの中、様々な民謡を披露いただき、力強い歌声と素敵な三味線の音色に対し、会場から自然と手拍子が起こりました。
 中でも北海道の「ソーラン節」や山形県の「花笠音頭」は入居者皆様も歌詞カードを見ながら一緒に唄を楽しみました。
 演奏だけでなく、合間にお話いただいた各曲の解説も非常に興味深く、あっという間に時間が過ぎていきました。
 入居者皆様だけでなく、職員も素敵な時間を過ごさせていただきました。
たんと会のお二人 楽しみにしていた入居者様が
たくさん集まりました
アコーディオン演奏会 3番館 総務 武田 准一
 2月24日(金)にお誕生会に先駆けてロビー演奏会が開催されました。
 今回は、「街角のアコーディオン弾きZEN」様にお越しいただき、アコーディオン演奏を披露いただきました。
 唱歌や歌謡曲など自然と口ずさんでいただけるような曲を中心に計11曲を披露いただきました。
 更に今回は、いわゆる「ながし」の様なスタイルで演奏いただく場面もあり、より近い距離でアコーディオンの重厚な音色を感じさせていただくことが出来ました。
 次々に演奏される音楽に対し入居者皆様は手拍子や足でリズムをとったり、一緒に歌われたりと様々な形で楽しんでいらっしゃいました。
 3番館では、月に1度の誕生会を主としてロビー演奏会を企画しています。今後も入居者皆様に楽しんでいただけるようなロビー演奏会を企画していきたいと思います。
力強い音色が
ロビーに響きます
うしろの方も間近で聴くことが
できました
感染症合同研修会 3番館 ヘルパー 山本 久美子

研修会の様子

 2月24日(金)シルバーハイツ羊ヶ丘3番館にて、「感染管理」についての研修会が行われました。今回の研修はシルバーハイツの職員だけでなくグループ会社の職員の方々も参加しました。
 施設内での感染症といえば「MRSA」「ノロウィルス」「インフルエンザ」が挙げられると思いますが、この菌は手洗いと消毒が効果的であり、「1に手洗い、2に手洗い」を心がけることで、まん延防止にも繋がります。
 シルバーハイツ羊ヶ丘3番館では「感染症対策委員会」を設置し、感染した時の対処方法や消毒方法を定めていますが、今回の研修で、私達ヘルパーが媒介者にならないようにすることが大切であるということを再認識いたしました。
 衣料品販売会 中島公園 ケア課係長 藤原 香
 1月28日(土)と3月27日(月)に、介護棟1階多目的ホールにて衣料品の展示販売会が行なわれました。
 多くの入居者皆様が訪れ、一つ一つ手にとって品定めをしながら、日頃必要なもの、お安くなっている洋服等に目を輝かせ、気持ちよくお選びになり、午前の楽しいひとときを過ごされていました。
 今後も季節の変わり目に年4回の予定で出張販売して頂くことになり、日頃中々買い物に出掛けられない入居者様も、喜んでいらっしゃる様子でした。
皆様楽しそうにお洋服を選んでいます
 卓球の会 中島公園 事務長 東前 あけみ
 中島公園では入居者様からの要望で、卓球台を購入し、卓球の会を催すことになりました。経験がない方も経験のある方も、また現役で卓球を習っていらっしゃる方も皆様集まって頂いております。
 シェークハンドのラケットを見て、「今はこんな種類のものもあるのね」「少し重いわね」など、道具について色々なお話しも出てきました。
 中には、お仕事をされていた時に毎日お昼休みに卓球をなさっていたという入居者様もいらっしゃり、数十年ぶりに卓球をされたと言われていましたが、お体に卓球のフォームが染みついているのには感動いたしました。
 初めてされる方も時間が経つにつれラリーが続く様になり、それを見ている入居者様からも歓声が沸くなど、楽しい時間を過ごされております。1時間ほどの時間ですが、「けっこういい運動になるね」とのお声もいただいております。
 今後も多くの入居者皆様に卓球の楽しさを味わって頂ければと思います。
にぎやかな声援もあり、楽しい時間です
 一般棟茶話会 中島公園 ヘルパー 菅田 理沙

今回のお菓子

 厳しい寒さが続く2月16日(木)に一般棟レストランにおいて、茶話会が開かれました。レストランには、3月のひなまつりに向けお雛様が飾られており、会場を華やかに彩っておりました。
 今回の茶話会は、お茶菓子と温かい飲物の提供と、全員参加型のゲームをご用意させて頂きました。
 今回のお茶菓子は、千秋庵の『花の香り』と言う上生菓子をご用意させて頂きました。小倉餡に、緑色きんとん・白、紅色きんとんを乗せたもので、これから来る春の訪れを感じさせるようで、皆様から「きれいな色合いね、味も上品でおいしいわ」とお声が上がっておりました。
 温かい飲物とにぎやかな談笑で体も温まった頃、『紅チーム』と『桜チーム』二手に分かれて、チーム対抗のゲームをさせて頂きました。チームはテーブル単位で組ませて頂いたので、先程の談笑でより一層仲が深まっており「頑張ろうね」と声を掛け合っていらっしゃいました。
 ゲームは入居者様に教えて頂いた『お手玉カーリング』と『ピンポン玉カップ入れ』を行いました。
 『お手玉カーリング』は、床に設置された点数の枠をめがけてお手玉を放り投げたり転がしたりして、合計点数を競うゲームです。
 『ピンポン玉カップ入れ』は、卓球台に設置された点数の書かれたカップに、ピンポン球を転がして入れて、合計点数を競うゲームです。
 どちらのゲームも、立ったままでも車椅子に座ったままでも出来る内容となっており、皆様に参加して頂くことができました。一投ごとに声援や激励があり、点数が抜きつ抜かれつと、最後までどちらが勝つか分からない接戦が繰り広げられ、入居者皆様大変盛り上がり、和気あいあいと賑やかな雰囲気の中、茶話会は閉会となりました。
 2月の札幌はまだ雪も多く、外出や散歩等の体を動かす機会が夏場よりも少なくなります。そんな中、今回の様に、ゲームなどで体を動かす機会をご用意することで、皆様からの笑顔と「茶話会楽しかったよ」とのお声掛けを頂き、大変嬉しく思いました。これからも、出席された皆様に楽しんで頂ける茶話会を考え、開催していきたいと思います。
高得点を狙って投げます うまくカップに入ったでしょうか?
豊平川の渡守 前編

※上記、昔の写真は札幌市公文書館所蔵

 豊平橋の歴史は渡船に始まる。
 1857(安政4)年、箱館奉行は銭函から札幌に入り、豊平川を渡って千歳に達する「札幌越新道」(現在の国道5号線や国道36号線等の前身)を開削させた。この札幌越新道の一番の難所といわれたのが暴れ川と呼ばれた豊平川であった。このとき、幕命を受けた志村鉄一(豊平川東岸)と、吉田茂八(豊平川西岸)が豊平川の渡守となる。2人は札幌に定住した初めての和人として「札幌開祖」とも呼ばれている。2人は役人や旅人を丸木舟に乗せ、川に張り渡したコクワのつるをたどりながら人々を渡した。
 「札幌越新道」は当時の重要幹線であったため、年々往来する人が増加してきたので、1871(明治4)年4月、西側の支流(当時、この辺りの豊平川は本流2本と支流2本の計4本に分かれていた)に2連の丸木橋が架けられた。この橋こそ初代の「豊平橋」であり、豊平川に架けられた初めての橋でもある。
 1872(明治5)年、開拓使は函館から室蘭を経由して札幌に達する「札幌本道」の開削にとりかかった。翌年6月には早くも本格的な洋式馬車道が完成。そこで開拓使は開削の余勢をかって豊平川東側の本流と隣りの大きな流れにも丸木橋を架けた。
 これにて渡守の歴史に終止符が打たれた。(次号へ続く)
すこやか新生活 -季節の変わり目に気をつけたいこと- 3番館 ケアマネジャー 加藤 めぐみ
 今回のすこやか新生活では、「季節の変わり目に気をつけたいこと」をご紹介いたします。

この季節に気をつけたいこと

 1年の中で特に気をつけたいのが、冬から春になる季節と5〜6月の雨の時期と言われています。これから気温が上がるという期待感から、朝晩の冷え込みへの対応が十分でなくなるからです。暖かい日差しに騙され、軽い服装で外出したら、外は意外に寒かった…などという経験が、皆様にもあるのではないでしょうか?
 ですが、寒いからと厚着をしては、暑くなった時に体温調節機能が働かなくなってしまいます。寒い時には1枚羽織り、暑くなったら1枚脱いで調節できるようにすると良いでしょう。
 また、環境の変化に身体が対応できるよう、規則正しい生活を送り体質改善や免疫力アップを心掛けて体調を整えましょう。

体質改善に効果的なことは?

 ●適度な運動を習慣にする
 ●睡眠時間をしっかりとる
 ●朝は、決まった時間に起きる
 ●朝食をしっかりと摂る

免疫力アップに効果的なことは?

 ●ぬるめのお湯にゆっくりつかる
 ●適度な運動で体温アップ
 ●寝る前・寝起きに白湯を飲む

免疫力アップ!攻めの食材!

  • ●ビタミンC
    いちご、カキ、れんこん
  • ●βグルカン
    シイタケ、えのき、エリンギ
  • ●ポリフェノール
    大豆、春菊、ぶどう
  • ●アリシン
    にんにく、長ネギ

春は、自律神経も整えましょう

 春は自律神経のバランスが崩れやすい季節でもあります。
 自律神経のバランスが崩れると、精神的に落ち込んでしまったり、身体の一部分に痛みを感じる方もいるそうです。そうならないためには、規則正しい生活を送ることも大切です。