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シルバーハイツ札幌 羊ヶ丘だより

羊ヶ丘だより第79号 2016年10月28日発行

夏まつり 1・2番館 総務 安宅 大樹
 去る7月16日(土)、1番館ロビーにて毎年恒例の一大イベントである夏まつりが開催されました。
 飲食コーナーでは人気メニューが次々と運ばれ、皆様大変美味しそうに召し上がっていらっしゃいました。
 カラオケでは、今年も入居者の盛合様による素敵な歌を2曲披露していただき、次に職員のカラオケでは私とケア課主任の有木さんによる「カナダからの手紙」を歌わせていただきました。
 続いて地域ボランティアの方々による「江戸芸かっぽれ」、「南京玉すだれ」を披露していただき、歴史のある伝統芸能をご覧いただきました。
 終盤に入り、ステージでは職員8名対抗のラムネ早飲み大会が行われました。職員達の真剣勝負にロビー全体が歓声に沸きました。
 最後に恒例の「サマージャンボ宝くじ」では、当選番号が読み上げられるたびに当選された方の喜びの声と当選されなかった方々のため息が聞こえてきました。
 今年もたくさんの入居者皆様、ご家族様にご参加いただき、夏まつりは閉会となりました。
 来年も入居者皆様の思い出に残るような夏まつりにしていきたいと思っております。
ミニレク 八絋学園散策 1・2番館 ケアマネジャー主任 阿部 弥生
 去る7月4日、11日、25日に、ミニレクリェーションとして八絋学園散策が開催されました。
 直売所には、新鮮な野菜や果物、生花、肉、乳製品などが並び、お買物を楽しむことができました。
 直売所前には広大な芝生が広がり、雄大な景色を見ながら、ベンチに座ってソフトクリームを食べたり、芝生の上を散歩し、木や花に触れて風や日光を感じることができました。
 当日は、天候に恵まれ、ご参加いただいた皆様には、さわやかな夏の1日を楽しんでいただくことができたのではと思っています。
八紘学園農作物直売所 広い芝生の上を歩くのも
気持ちがいいです
衣料品販売会 1・2番館 ケア課長 佐藤 早智子

お気に入りは
見付かったでしょうか?

 8月24日(水)に衣料品販売の「ブランシェ」が来館し、1番館ロビーの一角にお店を開きました。
 何度か、来館していますが、今回は、夏から秋に移り変わる時期の為、秋物を中心に販売していました。
 ロビーはすっかり、小さいブティックのような雰囲気で、ブラウスやカーディガン、セーターなどが並び、特に女性の入居者様は目を輝かせながら、一つひとつ手にとって、生地を確かめたり、体に当てて鏡を見たり、楽しまれていました。入居者皆様にとっては、館内で気軽に楽しむことができ、気分転換にも繋がっているようです。
イトーヨーカドー買い物レク 3番館 ヘルパー 竹本 真美
 9月12日から5日間の日程で、今年3回目となる買い物レクが行われました。
 参加を希望された入居者様は、同行するヘルパーと3番館を出発。店内は秋の装いへと移り変わっており、購入品リストを持参して時間いっぱい店内を回られたり、ご家族様へのお土産を選ばれたりと、思い思いにお買い物を楽しまれていました。
 年4回実施される買い物レクでは、季節ごとの商品を購入できることも楽しみの一つだそうです。
 帰館の際には、笑顔で「楽しかったよ」と、充実した時間を過ごされたご様子でした。
菖蒲園散策レクリェーション 3番館 ヘルパー 角田 眞弓
 今年も7月に、毎年恒例となっている菖蒲園散策に行ってきました。
 毎年この時季を楽しみにされている方も多数いらっしゃり、花畑一面に咲き誇った綺麗なお花を観賞されている表情は素敵な笑顔になっていました。
 また、今年初めて参加された方は、その雄大な景色に魅了されたり、目に入るさまざまなものに興味を示されたりと、それぞれに楽しまれていたご様子でした。
 広々とした景色と心地よい風に触れ、自然の素晴らしさを実感し癒されたひと時になったのではないでしょうか。
 一緒に参加させていただける私たちも、とても楽しい時間でした。来年も皆様と一緒に花菖蒲園を訪れたいと思います。
大山真己子ピアノ教室演奏会 3番館 総務 浜野谷 恵

可愛らしい姿に目を細めて
いらっしゃいました

 8月19日(金)、ロビーにて大山真己子ピアノ教室の生徒さん8名によるピアノ演奏会が行われました。連弾も含め12曲の演奏です。
 数日前に入居者様から「ピアノはまだですか?」と訊ねられ、楽しみにされているのだなと感じました。
 当日はたくさんの入居者皆様と、来館されたご家族がロビーに集まり演奏会が始まりました。カラフルな衣装の生徒さんたちは、一生懸命に演奏し、日頃の練習の成果を披露してくれました。ロビーは、たくさんの優しい笑顔と温かい拍手に包まれ、とても素敵な時間になりました。
2階アクティビティ 3番館 ヘルパー 徳田 美幸
 3番館では、週3回、2階中央サロンでヘルパーによるアクティビティを行っています。
 各ユニット担当のヘルパーがサロンまでの付き添い歩行や車いす誘導を行い、20名以上の方が参加されます。
 内容は、日付確認、準備体操、音読、歌体操の基本メニューのほかに、その日担当となったヘルパーが考えた風船バレーや言葉遊び、連想ゲームやしりとりなどを行っています。
 この時間が、皆様の離床や他の入居者との交流するきっかけとなり、生活する上での意欲の向上へと繋がることを意識して、これからも入居者皆様に楽しんでいただけるように取り組んで行きたいと思っております。
 一般棟茶話会 中島公園 ヘルパー 武上 千香子

津軽三味線の音色と
歌声が響きました

 厳しい残暑続く8月25日(木)に1階レストランにおいて茶話会が開かれました。
 出し物はボランティア団体の「たんと会」から、宮野さんご夫婦に来て頂き、津軽三味線と民謡を披露して頂きました。
 花笠音頭、ドンパン節等を津軽三味線とご夫婦息の合った軽快な歌声を入居者皆様は間近でお聴きになり、笑顔と手拍子で大変盛り上がりました。
 三味線の絃の調律をしながら、大変興味深い構造の説明も聞かせて頂いたり、音楽と一緒に民謡を口ずさむ方もいらっしゃったりとても有意義な時間となりました。
 又お茶、コーヒー・紅茶等もお楽しみいただきながらとても雰囲気の良い茶話会になりました。
 介護棟茶話会 中島公園 ヘルパー 柄澤 紀子

皆様面白いお話に
夢中です

 8月18日(木)に介護棟5階にて茶話会が開かれました。
 5階サロンは、紅白幕などを設置し簡易な寄席に早変わりしました。
 お囃子が流れ、北大落語研究会の方々による落語会が始まりました。「菜青葉成美(なせばなるみ)さん」「恐冷家圧力(おそれやぷれっしゃー)さん」「南茶亭ウェルダン(なんちゃってうぇるだん)さん」と味のある芸名だけでも、大変興味をそそられました。
 それぞれ10分程度のお話に、落語をあまり聞いた事がない方でも、大変解りやすくどんどん話しに引き込まれていきました。最後のお話が終わり、入居者皆様からは大きな拍手がおくられ、閉会となりました。
 ひとときではありましたが、楽しい時間を過ごす事が出来ました。
 「唄の時間」 中島公園 ヘルパー 近藤 光子

唄の時間の様子

 今日もカラオケでマイクを握り歌声が広がる。「ダニーボーイ」「イエスタデイ」など英語の歌も飛び出す。
 中島公園(一般棟)では、毎月第2、第4木曜日の「唄の時間」は大いに盛り上がります。
 「聴いてるだけでも楽しいの」と、からだ全体で調子を取り、うなずきながら笑顔で参加される入居者様、ご自身でカラオケナンバーをたくさんリストアップし持参される入居者様、参加される皆様がこの時間を本当に楽しく過ごされております。
 これからもずっとお元気に参加されることを願っております。
定山渓温泉の今と昔

※上記、昔の写真は札幌市公文書館所蔵

 定山渓温泉が初めて書物に出てきたのは1858(安政5)年で、松浦武四郎(蝦夷地を探検、後に北海道という名称を考案した)が川の中に湧く温泉に入ったことを記している。
 1866(慶応2)年、小樽の張碓にすんでいた修験僧、美泉定山(みいずみ じょうざん)がこの温泉を知り、独力で湯治場と小屋を作り、小樽からの山道を切り開いたのが始まり。当時の開拓使長官がこの美泉定山の功績を称えて定山渓と名付ける。
 当時は札幌や小樽の人口が少なく、また、定山渓に行くにも一苦労だったため、温泉宿としての経営は厳しく、自給自足の生活を強いられていた。
 1914(大正3)年、豊羽鉱山の開発を機に、定山渓温泉も大きく開発が進む。1918(大正7)年に定山渓鉄道が開通すると、それまで札幌から一日がかりで山道を歩いて行っていた苦労がなくなり、一気に利用者が増え、「札幌の奥座敷」と呼ばれ親しまれるようになった。
 定山渓温泉は今年で開湯150周年。
 1988(昭和63)年さっぽろ・ふるさと文化百選に選定。

定山渓温泉

下から見た月見橋
昭和初期撮影
札幌市公文書館所蔵

 年間150万人以上が訪れる道内有数の人気温泉地「定山渓温泉」。
 定山渓には56箇所もの源泉があり、北海道の中で5本指に入る多さ。
 それはボーリングをして出てくるのではなく、豊平川の川岸および川底に露出する石英班石の割れ目から自然に湧き出てくる温泉で、温度は58.8℃〜86.3℃と高温である。
 泉質は食塩を主成分とした弱食塩泉で、食塩泉は日本で最も多い泉質である。入浴すると肌に食塩が付着し、汗の蒸発を防ぎ体の芯からポカポカ温まり、リューマチ性疾患、神経痛、運動器障害、創傷、女性性器慢性炎症、月経障害などにたいへん効果があり、温泉の飲用は慢性消化器疾患、慢性便秘に良いとされている。
 定山渓温泉街では、全国でも珍しく温泉街の道路のロードヒーティングに温泉熱を利用している。温泉街の市道に温泉水を引き、その熱を熱伝導の良い液に伝え、道路全体をあたため雪のない快適な道路を造っている。
 また各ホテルでは、温泉を熱交換し館内の暖房に使用し、温泉の温度を浴用に適した温度にまで下げ、温泉の有効利用を進めている。

すこやか新生活  -睡眠とストレス- 中島公園 ヘルパー 木立 裕子

睡眠の役割

 今年の夏も暑かったですが、睡眠不足になった方もいるかと思います。
 人間の体内には免疫機能があり、十分な睡眠によってウイルスや細菌などに対する抵抗力を高める効果があるといわれていますので、睡眠が不足すると病気にかかりやすくなります。
 健やかな睡眠があってこそ十分な休養を取ることが出来ます。

不眠の原因

 不眠を引き起こす要因は色々あるようですが、
  • ●病気によるもの
    (自律神経失調症、うつなど)
  • ●薬の副作用
    (高血圧や甲状腺ホルモン薬の一部、抗うつ剤など)
  • ●身体疾患から
    (痒み、痛みなど)
  • ●睡眠が関わる病気
    (睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシーなど)
  • ●体内時計を狂わせる生活週間や生活リズム
    (昼夜間勤務、受験勉強など)
 以上のような原因がなく、不眠に悩まされるときはストレスが関係していることが考えられるようです。

ストレスと不眠

 ストレスの原因となる外部からの刺激を「ストレッサー」といい、温度や騒音、薬、ウイルスや病原菌、怒りや苦しみ、対人による人間関係のものなどがあり、強いストレスは様々な不調を引き起こす事になります。
 ストレスと緊張は安らかな眠りを妨げます。
 神経質で生真面目な性格の人はストレスをより強く感じ、不眠症になりやすいようです。

自分流のストレス解消法を

 ストレスは眠りにとって大敵です。
 安眠のコツとして、太陽の光を浴びる、適度の運動をする、寝る前にぬるめのお風呂に入るなどは、睡眠の質を向上させてくれるようです。
 また、音楽、読書、旅行など、自分に合った趣味を見付けて上手に気分転換をはかり、ストレスを溜めないようにしましょう。